【学級担任日誌】
記載者 :森下明文
所属 :静岡県立安久中学校
:学校運営委員
担当学級 :2年2組
授業年月日:9月29日(木曜日)
出席生徒数:28名
欠席生徒数:なし
早退生徒数:なし
――――――――――
特記要項:早朝の時間にて、運営委員から指示されたスプレー状の薬剤を教室内に吹き付けた。その際、飲み薬式の中和薬を内服。スプレーは完全に無味無臭で、色もなく、言われなければ絶対に気づかないものであろう。
感想等:昨日運営委員から説明を受けたスプレー状の薬剤を、早朝の時間に教室内に吹き付け、充満させた。その直前、私のみ事前に配布された中和薬を内服した。スプレーによって充満させた気体は完全に無味無臭で、生徒たちが自ら気づくことは不可能であろう。気づかれてしまったときの説明方法を考えていたが、その必要はなかったようだ。なお、その後に聞いた説明によると、この薬剤は”目”に関連する薬効を持つものであるらしく、動物実験においては近視において視力を回復させる効力があったとの事。しかし若い個体のラットにおいて急性の脱毛、肌の角質化、変声等の副作用が併せて発現したため、人間においても若い年代に同程度の副作用が出るかどうかを確認するための実験であるとの話。
秘匿性の高いスプレー薬の性質も相まって、実験は順調に進むかと思ったのだが、どうやら金田がガスの存在に気付いたらしく、11時を前にして教室の窓を完全に開放し、薬剤の濃度を急激に低下させてしまった。結果、現出するはずの薬効は著しく減弱してしまったようで、今日の一日をもって生徒たちに特別な変化などは見られなかった。
なお、金田は今日の一日を通して私と会話をすることはなかった。前期の時はあれほど私を信頼してくれていたというのに、今では完全に私の事を疑ってきている様子。このままでは学校生活に支障が出かねないので、明日本人と話をすることとしようと思う。
記載者 :森下明文
所属 :静岡県立安久中学校
:学校運営委員
担当学級 :2年2組
授業年月日:9月29日(木曜日)
出席生徒数:28名
欠席生徒数:なし
早退生徒数:なし
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特記要項:早朝の時間にて、運営委員から指示されたスプレー状の薬剤を教室内に吹き付けた。その際、飲み薬式の中和薬を内服。スプレーは完全に無味無臭で、色もなく、言われなければ絶対に気づかないものであろう。
感想等:昨日運営委員から説明を受けたスプレー状の薬剤を、早朝の時間に教室内に吹き付け、充満させた。その直前、私のみ事前に配布された中和薬を内服した。スプレーによって充満させた気体は完全に無味無臭で、生徒たちが自ら気づくことは不可能であろう。気づかれてしまったときの説明方法を考えていたが、その必要はなかったようだ。なお、その後に聞いた説明によると、この薬剤は”目”に関連する薬効を持つものであるらしく、動物実験においては近視において視力を回復させる効力があったとの事。しかし若い個体のラットにおいて急性の脱毛、肌の角質化、変声等の副作用が併せて発現したため、人間においても若い年代に同程度の副作用が出るかどうかを確認するための実験であるとの話。
秘匿性の高いスプレー薬の性質も相まって、実験は順調に進むかと思ったのだが、どうやら金田がガスの存在に気付いたらしく、11時を前にして教室の窓を完全に開放し、薬剤の濃度を急激に低下させてしまった。結果、現出するはずの薬効は著しく減弱してしまったようで、今日の一日をもって生徒たちに特別な変化などは見られなかった。
なお、金田は今日の一日を通して私と会話をすることはなかった。前期の時はあれほど私を信頼してくれていたというのに、今では完全に私の事を疑ってきている様子。このままでは学校生活に支障が出かねないので、明日本人と話をすることとしようと思う。

