静岡県立安久中学校にて行われた実験の記録

倉田です。ここまでの日誌の内容をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。日誌の内容は11月7日分の記載が最後になっており、これ以降の内容は2冊目の方に移っていったものと思われます。私が回収した日誌はこの一冊のみですので、ここから先の日誌の内容を追うことは叶わないのですが、ここまでの日誌の内容を読み終えたうえで、私なりの考察・分析を簡単に行ってみましたので、以下にまとめさせていただきます。箇条書きで、何分読みにくい部分もあるかと思いますが、よろしければご確認ください。また、読者の皆様におかれましても、何かお気づきの点などがございましたら、コメント欄などで教えていただけますと嬉しく思います。よろしくお願いいたします。

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・”静岡県立安久中学校”という名前の学校が実在しない学校であることは確かなのですが、日誌に記載されているような実験を行うこの学校(あるいは施設)が本当にどこかに実在しているのなら、その学校の名前は”安久中学校”ではないという事になり、何か別の名前があることになります。

・”安久中学校”という名前は、地図上には存在しない、事務所類上にのみ存在する学校名である可能性があります。本当の学校の名前で書類等に記載を行ってしまうと、そこから足がつくことを恐れたのでしょうか?手続きなどの際、”静岡県立安久中学校”というあたり触りのない名前なら、目立たないであろう事を狙ったのでしょうか?

・11月7日の日誌にて、実在する中学校の名前の記載がありました。あの名前がこの学校の本当の名前であり、あの中学校で日誌に記載のあった実験が行われている可能性はありますが、確証はありません。なお、当該中学校の公式ホームページを確認してみたところ、”学校運営委員”は設置されていました。

・ここが学校なのか、あるいは施設なのかはわかりませんが、日誌内にたびたび登場する単語(生徒会長、期末テスト、担任、入学、夏のプール等)から考えるに、やはり学校の体を呈していると考える方が自然でしょうか。一クラスの人数から逆算すると、学校全体の生徒数は200人から300人程度であると思われます。

・日誌の内容にてたびたび、最寄りの警察署や消防署を設定できないという話が記載されていました。実験の支障になるから設定していないのかとも思いましたが、対外的に学校を自然に見せたいのなら、設定する方が賢明です。それでも設定できないというのなら、この学校はもしかしたら定期的に移動を行っているのかもしれません。

・”静岡県立”と名を冠してはいますが、静岡県内に存在する学校である保証はありません。現に私がこの日誌を拾ったのは神奈川県内の場所ですし、その実態は不明です。

・日誌内にはたびたび、生徒たちの実名が記載されていましたが、それぞれの生徒たちが今どこで何をしているのか、一切不明です。

・日誌の記載は2016年ですが、この学校が2025年の現在も運営されているのかどうかは、一切不明です。もしかしたら私の子どもの中学校かもしれないと考えると、非常に恐ろしいですが……。

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本作品の連載は以上になります。ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございました。