静岡県立安久中学校にて行われた実験の記録

【学級担任日誌】
記載者  :森下明文
所属   :静岡県立安久中学校
     :学校運営委員
担当学級 :2年2組
授業年月日:10月18日(火曜日)
出席生徒数:26名
欠席生徒数:なし
早退生徒数:なし
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特記要項:休憩時間中、1年生の寺西先生が私のもとに相談を持ち込んできたのだが、その様子が非常に気になった。そのため放課後、寺西先生に関する相談を校長先生に行った。

感想等:昼の休憩時間中、寺西先生が非常に険しい表情を浮かべながら私のもとを訪れた。先生は開口一番に、「金田君たちはどこに行ったのですか?」と言葉を発した。その口調はやや強いもので、誰の目にも怒りの感情を思わせるものだった。寺西先生曰く、どうやら金田は少し前から寺西先生の元をたびたび訪れ、この学校の不審さに関する相談を行っていたらしい。前期の時はそのような相談は私に行ってくれていたというのに、何とも悲しい限りだ。寺西先生はそのまま続けて、「給食が教員と生徒で別用意なのもおかしい」、「地下からたびたび異音が聞こえる」、「保健室の治療薬の量が不可解に多い」、「最寄り警察署等が設定されていないのもおかしい」といった訴えを行った。そして、これらの疑念が解消されない限り、自分もこの学校の事を信用できず、場合によっては生徒たちを守るための強硬手段に出るかもしれないとも。
これは非常に気になる動きであると感じ、私は放課後に校長先生のもとに相談に向かった。寺西先生の中において、あまりに学校に対する反逆的な思想が強くなってしまっているため、”健康診断”の実施を校長先生に提案した。いつまでもあのような思考に取りつかれるのは、学校はもちろん寺西先生本人にとっても良くないのだ。寺西先生本人にも、早くこの学校の素晴らしさを知ってもらわなければいけない。