君の放つアルテミスの矢が、僕の胸を貫いた

  【オリオンの物語①】

 海神ポセイドンの息子・オリオンは、逞(たくま)しくて大きな体を持つ、狩り名人の美男子でした。
 ただ、彼には少し傲慢な所があり、過去に他国の王女に乱暴を働き、その罰として目を潰されてしまうという不幸に見舞われてしまいます。
 傷を負ったオリオンは東へ旅に出て、太陽の光を浴びることで視力を回復させました。
 そして、彼は運命の出会い――月の女神・アルテミスと出会いました。

 アルテミスは最高神ゼウスの娘で、狩猟を司り、そして永遠の純潔を守る女神でした。
 次第に惹かれ合っていった二人は、毎日一緒に過ごすようになり、あっという間に恋に落ちたのです。
(以下、続く)

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