病狗が犬を噛むとしばらくしてあやかしとなり、病狗の命令を聞くようになるという。最近は遠方の街にまで出かけて手下を増やしているという。
軍は居場所を特定できず伐も当分はないだろうから、媚びを売っておくのはまだ有益だろう。
「申し訳ありません。先日はありがとうございます。おかげでよい記事を書けまして」
「あんなもの、本当にあの男への打撃になっているのか?」
「もちろんです」
気が付けば揉み手で腰をかがめていた。
「あいつに婚約者がいるのは本当か?」
「ほ、本当です!」
本当の婚約者は運悪く写真が撮れなかった。
だからその妹を婚約者に仕立てて写真を上げた。似ていない姉妹だが、なにかあっても姉妹だから間違えたと言えば大衆も納得するだろう。
ふと、士郎は思いついて提案する。
「その女を殺せば、よりいっそうあの男を苦しめられるのではないですか?」
士郎の提案に、病狗は考えるように顔をそらした。
「……ふむ、悪くない」
士郎はへらへらとへつらいながら計算する。
婚約者を殺された悲劇の守護神、これはまた記事が売れそうだ。
「ぜひお手伝いさせていただきますよ」
軍は居場所を特定できず伐も当分はないだろうから、媚びを売っておくのはまだ有益だろう。
「申し訳ありません。先日はありがとうございます。おかげでよい記事を書けまして」
「あんなもの、本当にあの男への打撃になっているのか?」
「もちろんです」
気が付けば揉み手で腰をかがめていた。
「あいつに婚約者がいるのは本当か?」
「ほ、本当です!」
本当の婚約者は運悪く写真が撮れなかった。
だからその妹を婚約者に仕立てて写真を上げた。似ていない姉妹だが、なにかあっても姉妹だから間違えたと言えば大衆も納得するだろう。
ふと、士郎は思いついて提案する。
「その女を殺せば、よりいっそうあの男を苦しめられるのではないですか?」
士郎の提案に、病狗は考えるように顔をそらした。
「……ふむ、悪くない」
士郎はへらへらとへつらいながら計算する。
婚約者を殺された悲劇の守護神、これはまた記事が売れそうだ。
「ぜひお手伝いさせていただきますよ」



