朝食後、颯雅と功之輔を見送り、リビングのソファで新聞を広げたときだった。
「ええ!?」
燈子は思わず大声を上げ、足元のシロマツがびくっと震えた。
新聞には『守護神の婚約者、再び襲わるる!』と書かれている。
私は襲われてないのに、とよく読むと、婚約者は真世のことらしい。
昨日の外出中にまた襲われ、たまたま巡回の警備兵が見つけて無事だったという。
最近はあやかしの犬の出没頻度が増え、人が襲われて命を落としている。だから巡回が増えていた。今回の救出はその功績として報じられているが、同時に外出を自粛するようにと呼びかけられている。夜間は特に危ないらしく、野犬を討伐するべきだとか住みかとする空き家をなくそうなどと続けられている。
午後にはまた真世からの手紙が届いた。
綾月家から出ていけとか、颯雅様をだましてひどいとか、あることないこと書かれている。
一応は最後まで読んだものの、ため息とともにクズかごに捨てた。
夕方帰ってきた颯雅を出迎えると、彼はむすっとしていた。
「お前の妹の警護をすることになった」
ぼやく言葉に、燈子はどきっとする。
「どうしてでしょう」
「二度の襲撃で、病狗が妹を狙っているとの結論になった。狙う理由はわからん」
真世の警護に彼がつくなんて。彼女はますます颯雅を手に入れようとするはずだ。おそらくは燈子への嫌がらせのために。
いや、それとも本当に彼に恋を?
誰だって今の彼を見たら恋に落ちるに違いない。
以前は彼を忌避していたのに、そんな簡単に手のひらを反すなんて業腹だ。自分は彼の良さを前から知っているのに。
「ええ!?」
燈子は思わず大声を上げ、足元のシロマツがびくっと震えた。
新聞には『守護神の婚約者、再び襲わるる!』と書かれている。
私は襲われてないのに、とよく読むと、婚約者は真世のことらしい。
昨日の外出中にまた襲われ、たまたま巡回の警備兵が見つけて無事だったという。
最近はあやかしの犬の出没頻度が増え、人が襲われて命を落としている。だから巡回が増えていた。今回の救出はその功績として報じられているが、同時に外出を自粛するようにと呼びかけられている。夜間は特に危ないらしく、野犬を討伐するべきだとか住みかとする空き家をなくそうなどと続けられている。
午後にはまた真世からの手紙が届いた。
綾月家から出ていけとか、颯雅様をだましてひどいとか、あることないこと書かれている。
一応は最後まで読んだものの、ため息とともにクズかごに捨てた。
夕方帰ってきた颯雅を出迎えると、彼はむすっとしていた。
「お前の妹の警護をすることになった」
ぼやく言葉に、燈子はどきっとする。
「どうしてでしょう」
「二度の襲撃で、病狗が妹を狙っているとの結論になった。狙う理由はわからん」
真世の警護に彼がつくなんて。彼女はますます颯雅を手に入れようとするはずだ。おそらくは燈子への嫌がらせのために。
いや、それとも本当に彼に恋を?
誰だって今の彼を見たら恋に落ちるに違いない。
以前は彼を忌避していたのに、そんな簡単に手のひらを反すなんて業腹だ。自分は彼の良さを前から知っているのに。



