一瞬をついて蹴り出したボールがゴールネットを揺らす。 コートを走って戻る間に校舎を見上げれば 三階の窓辺にはキャンバスに向かっているのであろう 彼女の影。 君がいるだけの何でもない教室が 気になって仕方ない。 まだ「友達」の僕らが結んだ細く赤い糸。 一緒に帰る約束の十七時までは、あともう少し。 『窓辺に横顔、待ち合わせは十七時』 ===============