君に伝えたい”好き”がある


考査中日の帰り道。
眩しいくらいの日差しの下で見つけた前を歩く彼女の
白いシャツの背中でポニーテールが揺れている。
きっと怒るだろうけど。
悪戯心に負けて揺れる毛先をくっと引っ張ってみた。
「え!? なに?」
振り向いた彼女がなんだとふてぶてしい表情で
まっすぐ俺だけを見るからさ。
「べっつにー」


『天邪鬼』

===============