「あれ? 部活?」 最悪だと思っていた夏の補講一日目。 靴を履き替えたところで彼女に声をかけられた。 捲(まく)られた半袖から覗くしっとりと熱を持った白い腕から、 僕は何とか視線を逸らす。 「いや、補講」 「ほんと? 実は、私も」 恥ずかしげに弾けた彼女の笑顔。 ドクンと鳴る心臓。一瞬で最高の夏に変わった。 『君がいるなら』 ===============