【東京・神田神保町】XXXX年10月25日未明、東京都千代田区神田神保町6丁目に建つ三和ビルヂングで火災が発生し、ビルは一夜にして全焼した。この火災により、建物内にいたとみられる男女3名が死亡。火元や原因について警視庁が捜査を進めている。

警視庁と東京消防庁の発表によると、火災が発生したのは25日午前3時ごろ。ビル1階の飲食店付近から出火したとみられ、火の勢いは瞬く間に建物全体に広がり、約5時間後に鎮火した時点でビルは鉄骨を残して完全に燃え落ちた。

消防隊が焼け跡を捜索した結果、3階部分と4階部分から計3名の遺体が発見された。

警視庁による身元確認の結果、死亡したのは、このビル4階に入居していた出版社「光温出版」の代表、箭藍 満(58)と特定された。また、ビル2階の編集プロダクションに勤務していた中崎 唯(38)、佐伯 恒(27)の計3名が犠牲となった。

街の片隅の「三和ビルヂング」
全焼した「三和ビルヂング」は、神保町の外れにひっそりと建つ、古びた趣のある雑居ビルだった。老朽化が進んでおり、防火対策の不備がなかったかどうかも捜査の焦点となっている。