あすかとはるかにしのぶは、食卓で、雑談していた。話題は、大輝への不満に、変わっていった。



「あいつ、スケベなのに、なぜ、モテるんだろうね?」とあすか。

「女の子を、その気にさせるのは、事実ね。」とはるか。

「はっきり言ってくれたら、いいのにねえ?」としのぶ。



この3人が、和気あいあいすることが、あるんだろうか?結局は、大輝を独り占めしたいのが、皆の本音。



その頃、大輝は、寝てた。もう、いろんなごたごたは、嫌だと思っていた。



時間は、零時を回った。3人は、しのぶの部屋で、話が続いていた。

「はるかなんて、男ならたくさんいるでしょうに?」と挑発した。

「一番好きなのが、大輝。だって、抱いてくれて、キスしたもん!」と応戦した。

あすかが、頭に空いていた枕を、はるかに投げた。ぼっふとはるかの顔に当たった。

「やったなー!」とはるかも、あすかに向けて、枕を投げた。あすかの顔に当たった。



今度は、しのぶも、はるかに向けて、枕を投げた。もはや、修学旅行の夜と、変わらない

状況的には、二人対一人なので、はるかに、ぶが悪い。



はるかは、しのぶの部屋を出て、大輝の部屋に向かった。

「大輝、助けて!」と甘い声で。

大輝が、戸を開けた。

見ると、あすかとしのぶが、まさに枕を投げるところだった。

大輝は、余裕で枕をとった。

「ありがとう、大輝」とはるかが、言った。



「裏切り者の大輝」と二人は、思った。

幼馴染だったのに、途中から編入してきた女の子を、かばった。

あすかは、エアガンを構えた。なんと、しのぶもエアガンを持っていた。



ターゲットは、大輝に変わっていた。

「フォースを、使いなさい!」はるか。

「いや、俺はジェダイでは、ないし!」と大輝。



絶対絶命。どうする、大輝。避けるんじゃなくて、二人の心を静めるんだ。

「覚悟しなさい!」とあすか。

「はるかとは、別れてくれる!」としのぶ。



大輝は、階段の方へ、走って逃げた。逃げるは、恥だが、役に立つ。



家を出て、夜空を眺めながら、走っていた。

目の前に、コンビニが、見えた。

「あら、大輝くん」明子先生だった。

「先生、相談が、あります。」と大輝。

そのコンビニには、休憩所があった。



ついに、第一次乙女戦争、勃発。

大輝は、どんな行動に出るのか。明子先生との仲は。



君はネバーランドの夢を見る。