一言で表すとつまらない毎日だった。
特に何かをするわけでもなく同じことの繰り返し、我ながら悲しい人生だと思う。
変わったことがあるとすれば年に数回の学校行事、それすらも楽しめない俺からしたらつまらない毎日の一つなわけだけど。
 つまらない毎日に生きる周りの人間にも興味を持てず、寄ってくる人達を追い払うことが日常と化していた。
特に何か原因があったわけではない、ただ好奇心などが乏しくなってしまっただけだと思う。
最初こそ自分が嫌になったりしたけれど次第にそれが俺の普通なんだと思えるようになり、最近ではあまり気にすることもなかった。
 それなのに恋をしたのは、両想いになれることが苦しいことだって思ったのはいつからだっただろうか。
終わりのない初恋から逃げ出したいと思うのはおかしいだろうか。
ループする初恋は最初の甘酸っぱさを忘れ、だんだん苦くなっていく。
それでも結局は欲しくなるのは初恋は叶わないなんて言葉に勝ってみたいからなのか。
よく分からないこの世界で俺はきっと一生君を愛すことだろう