今もリアルタイムでそんな書き込みが増えていく。
事務所の人の選択はリスクが高いと思っていたけれど、正解だったようだ。
よかった。
これでもう悩まされることはない。
《わかった。じゃあ動画なら？》

ポンッと表示された書き込みに思考が止まった。
書き込んでいる人物のＩＤを確認するとＡＩ生成を投稿している本人だとわかった。
《雑誌の映像から動画を作ることもできる》

続けてコメントが連投される。
さっきまでの安心した気持ちが一気に裏返り、心臓が早鐘を打ち始めた。
《そうだな。今度は男との絡みで作ってみようか》

ジワリと汗が滲んで呼吸が浅くなってくる。
《動画！？　まじかよ、見てみたいかも》