ふふふ😏ふふふふふ🙃
真流を華道部に入れることができたぜ⭐️嬉しすぎわろた
今日は、そんな華道部の体験入部。
昨日は、真流が塾っていうよくわかんないとこに行くらしいから、しかたなーく塾を優先にしてあげた!
少し離れたところに、部活動専用バッグ────華崎バッグを持った真流がいる。
わたしは、真流のところに走る。
「まーる!今日は体験入部だよん♡」
「緒花…その言い方やめて。てか、もう華道部入部した?」
面白おかしく言っただけなのに、真流はつっこんで来る。
わーひどーい…
「まだ入部してないよー?だからいこー?」
嫉妬しちゃうぞー😎🫵🏻
そして、わたしは真流の手を引いて華道部の活動場所である和室Aへ向かった。



ガラガラ…

「こんにちはー!!」
「こ、こんにちは…」
わたしと真流は一緒に扉の前で挨拶をする。
目の前には、日本みたいな匂いが漂う和室!
わたしの家には、和室がないから、なんだか嬉しいなぁ〜😊
そして、和室には、きれいな着物を着た人がたくさんいる!
「こんにちは〜体験入部かな?よろしくね😉」
「よろしくね!!」
そんな着物を着ている人(多分先輩)たちが挨拶してくれる。
やっぱり噂で聞いていた通り、雰囲気が最高だね!
…真流はどう思ってるんだろー。
わたしは、真流の方を振り向く。
そこには、誰もいない。

───え、あ、あれ??
真流、誘拐されちゃった??
急いで辺りを見渡すと、もう和室のなかに入って、体験入部生用の活動着を上から装着。
な、何をしているんだい真流ーー!!
わたしは、ずこずこと和室に足を踏み入れて、「それ着させてください!」って言って活動着を装着!
わたしと真流以外にも、同じ活動着を着ている人がいるから、やっぱ華道部は人気あるのかな?
そして、着物集団の中から周りよりもずば抜けて着物が似合っている人が前に出てくる。
「こんにちは!天間佳美といいます!」
「「「「「よろしくお願いします」」」」」」」」
部長かな?
みんなが天間さんが挨拶した後に続いて、挨拶をする。
だけど、わたしはどう反応したらいいのかわからなくて、コクンと首を振った。

ガラガラ…

そんな和やかな雰囲気の中、たくさんの花瓶が動く机に乗せられて動く。
…なんだろ。
花瓶は、壺みたいな形をしていて、周りに何かの模様の装飾が施されている。
天間部長は少しニヤついている。そして、
「今日は、初めてだけど生け花をやってもらおっかなー?」
と言う。
その瞬間、和室がわぁとざわめく。
生け花⁉︎人生初の生け花⁉︎
めっちゃ面白そうじゃん!
真流もいつものように硬い表情からふわっと顔がほころぶ。
そして、先輩方が一斉に動いて、花瓶やらハサミやらを取りに行く。
本格的〜

ポン
「ねえ、どっちの生け花が上手にできるのか競争しない?」
「お、珍しく真流が競走に乗ってきたね〜😏」
普段はそんな質問、わたしが投げかけるのに、珍しいこと。
…でも、どうやってするんだろう…
目の前に置いてあるハサミとかブラシみたいなやつとか花瓶とかを見ながら考える。
だけど、真流はパッパとなんか作業してる。
真流を見ながらやると「パクリだー」とか言われそうだし…
すると、目の前に大きな影が映る。
「大丈夫?教えようか?」
それは、天間部長だった…!