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テーブルの上に置かれたカメラが、夏美の部屋で漫画を読んでいる雄一と達也を映している。
「達也、今何時だ?」
「今? 夜8時を過ぎたところだ。どうかしたのか?」

「暗くなってきたから、これからコンビニへ行くんだ」
立ち上がった雄一に夏美が近づいていく。
「コンニビって、もしかしてふたりで?」

「そうなの。夜ならひと目があまり気にならないし、雄一も一緒だから」
そう言う夏美の顔は緊張でこわばっている。
達也も慌てて立ち上がり、カメラを持った。

「それなら俺も一緒に行く。いいだろ?」
「もちろん。心強いよ」
夏美が少しホッとしたように微笑んだ。
それから3人で部屋を出て階段を下りていく。