全く、無知と盲信は恐ろしい物です、
　世の中の人はメディアに踊らされている。
　必要以上に身の回りを清潔にしようとする、その行為こそが数々の伝染病、精神疾患の原因となっている。
　この世界には目に見えないほど小さな存在が息づいています。空気中や地中だけでなく、私たちの身体の中にもたくさんの菌が住み、せめぎ合い、私たちの体調、性格、知能までもコントロールしているのです。
　加工食品を口にすれば彼らは死に絶えてしまう。そればかりではなく、不毛の地となった胃腸では標的を見失った免疫が暴れ回り、細胞を傷つけてしまう。これらの”真実”は世界中の学者にとっては周知の事実なのですが、悪しきメディアの手によって全て握りつぶされています。欧州の著名な栄養学の研究者が、この世界政府ぐるみの隠蔽工作に抵抗した結果行方知れずになった事件を知っていますか。　　この情報も、大手食品会社の圧力によって、庶民の耳には届かないようになっているのです。
　私たちはこの”洗脳”から脱しなければならない。
　まずはメディアによる誤った情報の押しつけから逃れることです。
　食べ物は、できるだけ自然の姿のまま摂取すること。菌を殺してしまう加熱調理は極力さけるべきです。
　焼き肉、煮物はたしかにウマい。家族団らん、笑顔でムシャムシャ。そういった幸福のイメージはどこからきたのか？　言うまでもなく、テレビドラマや新聞の広告です。そこに罠がある。食べ物は温かいのが幸せ？　サラダや刺身は冷たくても美味しい、むしろ冷たい方がいいでしょう。惑わされてはなりません。私たちは無意識のうちに、誤った情報を浴び続けて、”洗脳”されているのです。
　いまや日本中に広まっているウソのなかに、「キノコは生食してはならない」があります。アメリカではマッシュルームを生で食べますが、日本ではあまり馴染みがない。これは、キノコを加熱することでその菌を殺し、その恩恵にあずからせまいとする陰謀によるものです。
　おすすめなのは、最近出回るようになった、シイタケとシメジのあいのこのような見た目の、万能薬と噂のキノコです。私たちの間では『喜の児』と呼ばれています。古代中国の皇帝が嗜んだという書物には、食べた者に永遠をもたらす、と記載があったそうですが、長らく絶滅したと思われていたようです。その効能の素晴らしさから乱獲に遭ったことは想像に難くないでしょう。それが今、この日本で発見された。この奇跡に立ち会った幸運を、あなたは逃してはいけません。
　繰り返しますが、無知と盲信は恐ろしい。脳髄まで染みこんだ”洗脳”から抜け出すために、まずは身近な菌を大切に、殺さないようにすること。真の幸福への道は、この”真実”を知った今この瞬間から始まっているのです。

光沢山平『抜け出よ、添加のウミから』より引用