帰宅していつものようにSNSを眺める。
「肥溜」の外を眺め新たな逸材を探すことは私の日課だ。
人生に不満を持っていないとダメ、自分の人生が恵まれないのは全て自分以外が悪いと思っていないとダメ、常に誰かに鬱憤をぶつけていないとダメ、など厳格なふるいにかける。
「肥溜」に入れるのは峻烈を極める審査を耐え抜いた者たちだけなのだ。
未だ見ぬ「肥溜」メンバーを探すために大量のクソリパーを湧かせがちなアカウントは大体把握してある。
いつも通りインプレッション稼ぎに撒かれた餌場を覗くも何とも言えない違和感がある。
この話題ならもっと燃え上がってもいいような…。