「いや、見ましたよ。白カバ公園。
かなり、パンチの効いた映画でした。なによりも、
恐怖演出がもう恐ろしかったですよ。
あ、実際に自分白カバ公園行ってみたんです。
なんで白カバって言われてんのかって
疑問に思いましてね。公園の入り口、
看板の場所に寝そべった色の褪せている
カバが理由なんですね。
　なんと、我々。それを目撃してしまったんです。
何だと思います？顔の部分、回すと取れるんです。
くっってそれを何気なく引き上げたんです。
驚きました。
　誰かはわからない生首がそこにあったんです。

まあ、結局何の話かっていうと、
増沢博嗣の二つの人生に踊らされていたんです。
　電波が霊界と合わさってバグが生じたんでしょう。
しばらくお待ちくださいって。
　あ、私？私はですね編集長の猪塚と申します。
私が独自に動画としてまとめましたので、
こちらが第一回、何卒宜しくお願いしますね。
　まあ、よくよく考えてみると悲しい事件ですよね。
許せない事件ですよ。
しばらくお待ちください、という言葉。
彼の止まっていた人生がまた動き出す。

本書は独自の見解をもって、そのサイトに
アクセスしてしまった人物の取材を
まとめ上げ解釈したものである。
　本書を手に取っていただいた方の中で同じような
出来事を体験した方がいましたら、こちらの宛先まで。

　　東京都　新宿区
　　　　　　〇〇〇町　サワイビル二階
　　『東京オカルト怪異譚』　猪塚宛

　追記：この件に関しまして、
深く調べていたという人物がいましたら
お声がけください。その人を探しています。
我々よりも詳しく、
文面ファイルを送ってくださいました。感謝を告げたいです。

tokyooccultclub@icrowd.com
　それと、ＪＲ武蔵野駅のロータリーで
女性がいなくなったという事件。
その彼女がある証言を残しました。
私はもう一つの世界にいたと。
でもそれが現実なのかはわからない。
　しかしながら嘘を言っているわけでもなく、
すれ違う人たちがみんな、
首を傾げながらこう言っていたのだけ覚えています。
「ろじとー、ちのいー」