太陽系の微惑星が衝突・合体を繰り返して原始の地球が出来上がりました。
 それが46億年前のことです。
 原始の地球は今の半分くらいの大きさでしたが、そこに次々と微惑星が衝突してきました。
 そのエネルギーは凄まじく、地表が高温になってドロドロに溶けたマグマの海が出来上がりました。
 この時、鉄やニッケルなどの重い物質は地球の中心へと沈んでいき、それが核になりました。
 そして、軽い物質はマントルや地殻になったと考えられています。
 その後、衝突する微惑星が減っていきました。
 すると地球の表面は冷えていき、地表が出来上がりました。
 それと共に大気中に存在していた水蒸気が雨となって降り注ぎ、それが海になりました。
 海ができたのは約44億年前と考えられています。
 しかし、海ができたからといってすぐに生命は誕生しませんでした。
 その後も微惑星の衝突が続いたからです。
 そのエネルギーによって海の水は何度も蒸発したと考えられています。
 やっと安定的に海が存在できるようになったのは約38億年前になってからです。