少し柔らかくなった表情でわかる。彼らの出会いに救われたんだ。
私と同じ。
「守る人が増えて、前よりも生きるのが楽だった。でもそのせいかな。たまに眠れなくなる。正確に言えば眠れたとしてもすぐに目が覚めてしまう」
たまにだけどね、そう笑う悠華さんの目の下には隈がうっすらとできていた。
眠れてないんですか。
聞こうと思ったけど、眠れない原因の一部である私が果たして聞いていいの?
「私は、救われたんですよ」
彼が過去にしたことを私が慰めたところで彼の中で消えるわけじゃない。
だったら。
「私は、鬼頭悠華に救われて今ここで生きているんです」
ゆらゆらと揺れている悠華さんの瞳。
「それだけは覚えていていくださいよ」
たぶん、これは想像でしかないけど。
悠華さんは両親が成し遂げようとしたことを継いで、ずっと頑張ってきていたんだ。
そんな中、肩の力を抜いて泣ける?
悠華さんはしっかりしてるし、優しい。
だからこそ、悟られまいと隠し続けてる。
「な、なに?」
「ありがとうございます。悠華さん」
「俺、何もしてないよ。まだ、救えてないよ?」
困惑気味に私の顔を覗き込んでくる。
「もう救っていますよ。でも、それじゃ納得してくれないんでしょう?」
一度、抱きしめていた腕を離して、今度は手を握り締める。
そして、悠華さんを見つめる。
「だったら、もう一度救ってくださいよ。・・・身も心も」
「・・・っ!」
私と同じ。
「守る人が増えて、前よりも生きるのが楽だった。でもそのせいかな。たまに眠れなくなる。正確に言えば眠れたとしてもすぐに目が覚めてしまう」
たまにだけどね、そう笑う悠華さんの目の下には隈がうっすらとできていた。
眠れてないんですか。
聞こうと思ったけど、眠れない原因の一部である私が果たして聞いていいの?
「私は、救われたんですよ」
彼が過去にしたことを私が慰めたところで彼の中で消えるわけじゃない。
だったら。
「私は、鬼頭悠華に救われて今ここで生きているんです」
ゆらゆらと揺れている悠華さんの瞳。
「それだけは覚えていていくださいよ」
たぶん、これは想像でしかないけど。
悠華さんは両親が成し遂げようとしたことを継いで、ずっと頑張ってきていたんだ。
そんな中、肩の力を抜いて泣ける?
悠華さんはしっかりしてるし、優しい。
だからこそ、悟られまいと隠し続けてる。
「な、なに?」
「ありがとうございます。悠華さん」
「俺、何もしてないよ。まだ、救えてないよ?」
困惑気味に私の顔を覗き込んでくる。
「もう救っていますよ。でも、それじゃ納得してくれないんでしょう?」
一度、抱きしめていた腕を離して、今度は手を握り締める。
そして、悠華さんを見つめる。
「だったら、もう一度救ってくださいよ。・・・身も心も」
「・・・っ!」



