『なら俺様たちは帰るぞ。はる…』
ニッコリと微笑む榛名

『行くか!』
「はいっ」

(もしかして主導権握ってるのって榛名ちゃん?)



『賑やかになりそうだね〜十六夜たち、今日は泊まりなよ。いいよね紅葉?』

「アンタの判断なら大丈夫じゃない?」


そんなわけで4人は出かけることに。

紅葉は大急ぎでご飯をかきこみ、着替えた。







島の入り江に向うと十六夜は青龍の姿になる

「おおっ……」
あまりの大きさに言葉がでない。
榛名は迷わず、十六夜の頭に乗り、角を掴んだ。



『紅葉にモフモフさせる約束だったよね☆』


風雅も巨大な白虎の姿となる。

「はぅう〜!虎ちゃん好きぃぃ〜!!」

前足に抱きつくと紅葉を咥え、背中にポイッと投げた。

「いやん♪超モフモフ〜うひひっ」
紅葉はヨダレを垂らしながら抱きしめている


「紅葉ちゃん…なんか性格変わった?」

『…………これはヤバい女だな』

榛名も十六夜も紅葉にビックリしている

『でしょ?なかなか生意気な曲者《くせもの》だよ。掴まってて、行くよ!』