「おーい!今日一緒に帰らね?」



友達の裕也が僕の元にやってきた。



裕也は小学校からの付き合いで、僕の唯一の友達だ。



こうやって誘ってくれることもあって、良い友達を持ったなと思う。



「ごめん。今日は裏庭の花に水やりしたあとに、各教室の花瓶の水を入れ替える用事があるから」



5クラス分の花瓶の水を入れ替えるのは大変だけど、他のクラスの美化委員達は部活で出来ないらしい。



ならば仕方がないと思って、僕は仕事を引き受けた。



「うっわー、そんなのもやってんの?すげぇなお前。じゃあまた月曜日な〜」



「うん。またね」



今日は金曜日だし、明日は休みなんだから頑張ろう。