第一ページ
【開幕】
様々な時を経て
「というわけでして、これからよろしくお願いします」
次が僕の番か・・・
はぁ
嫌だなぁ
(同下)
「新入生ありがとうセールみたいなの・・・」
「聞こえてるぞ」
ブー!!
声に、出てた
※心の声が直ぐに表に出る
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そして台上にたつ
「皆様はじめまして。自分の名前は・・・
MASSAです
・・・
「え?」
「え?」
・・・マッサ?
ISSAでもMATIAでもなくMASSA?
「・・・ですので、よろしくお願いいたします。」
(明らかにまばらな拍手)
あー・・・
予想通りの結果だな
※自分がウケると思ったことが全て裏目に出る、KY
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オフィス内
「自分の特技は・・・ヤル側とヤラレ側の相互の立ち代わりの演じ分けです!」
(どよっ!)
「なに?いきなり・・・」
「もしかして、アレの話してんの?ヤッバ」
「身内に披露したら、お前よくできんなー。って褒められるんすよ、ハハハ!」
「キモ、早くクビになってよ」
「空気読めなさすぎじゃない?」
「まさかリアル・・・」
「格ゲーの。ハハハ」
「よかった・・・(大汗」
※ほとんどブラックジョーク、下ネタに続くような話題を展開しやすい
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【初日】
仕事しろー
・・・・・
シュッ(腕を見る)
・・・・・
「あと十分!」
「いや、仕事しろ・・・」
※時間に律儀
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・・・・
スゥ・・・・
ダガダガダガダガダガダガダガダガ
秘儀。高速タイプ打ち!・・・なんてね、ウソだけど
文書?企画書の作成?はは!余裕だよ
二十代、7~8年引きこもりの中で身につけた能力、今こそみせつけるとき!
ダガダガダガダガダガダガダガダガ
ダガダガダガダガダガダガダガダガ
ダガダガダガダガダガダガダガダガ
ダガダガダガダガダガダガダガダガ
ダガダガダガダガダガダガダガダガ
ダガダガダガダガダガダガダガダガ
ドトトットトットトトトットトオト
ドトトットトトttロトトットットト
トトトトットットトトトットトトトト
あ・・・あれ?
「あ・・・あれ?」
冷静になったら、初めの三行あたりから文字が打ててない
「小林、そこは打つところじゃないぞ」
ハッ!
「す、すみません!!」
※1本名:小林真茶まっさ
※2自分の世界に入ると周りが見えなくなるタイプ
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休み時間
ふっ・・・
よし
タカタカタカタカタカタカタカタカtラkタkタkタkタkタkタkタkタッカ
タkタタkタカtラカタカタkタkタアタカタカタカタカタkタkタkタkタ
フフ。よゆー
パチン!
「ハッキング完了」
「クビだ、帰れ」
小林、会社辞めるってよ
※重ねてKY
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昼
しっかし・・・
平和すぎ
便所飯する必要ねーし
それなりに話せる知人増えたし
入った時はその辺どうなるかとか思ったけど・・・
ガヤガヤガヤ
お、自販機発見
ガヤガヤガヤ
えっと、ブラックは・・・
ガヤ・・・でねぇ、サトコまじ性格変わったよねぇ
うん、例の男が・・・
あー、また幻聴かな?
ちっちゃいから別れたんだってー
きゃはは、うけるー
・・・
ピッガコン
「・・・読み通り」
「何が?」
※普段から実際には聞こえないモノが聞こえる
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そういや馬券買ってたっけ・・・
土曜だし結果だけ聞いてみるか
「イヤホン取り付けてっと」
「一位はハイキブリザート。タンショウはハイキブリザート!」
・・・・・
「読み通り」
だからナニがだよ・・・
※この場合、純粋に結果に対する感想
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昼 休憩10分前
優勝は・・・
つまみを最大にする
タンショウは!
つまみを戻す
ガヤ
おい、またあの新人かよ
今度は何?
一位、
つまみ以下略
タンショウ!
つまみ以下略
・・・・・
「やはり読み通り」
「こいつヤベェ・・・」
※本人はBJのつもり (ブラックジョーク)