最終列車に乗り遅れた君は、さようならを告げる。

「ってことがあったんだけどさ、ゆうや!私の変なところ成宮君に言ってないでしょーね!」
私は体が鉛のように重かったが、初恋の成宮君にゆうやが私の何を言ったのかが気になりすぎて、体を休める気にもならなかった。私は早退。ゆうやはまだ学校にいる。そんなこと分かっていたが、居ても立ってもいられず慌ててゆうやに電話をかける。

キーンコーンカーンコーン

電話越しに予鈴が聞こえる。
「夏希、わりーけど授業始まるから電話切るな」
「ちょ、ちょっと待ってよ。まだ話は終わって…」
ここで電話が途切れた。私の心は穏やかではなかった。ゆうやってば本当に嫌なやつ!余計なこと言ってたら、ただじゃおかないんだから。イライラしてても眠気はやってくるもので、抗うことができずにそっと目を閉じベッドに横になった。