「雨都に跡取りの男子が産まれない呪いなんてかけてさ。ヤだよねー、根が暗いんだよねー」
嫌味たっぷりの永の説明に、星弥が言葉を失くしていると、見かねた鈴心がフォローに回る。
「その呪いは楓が解きましたから過去の話ですよ、星弥」
「そうなの? 楓さんって人、すごいんだね」
「そうですね、とても行動力のある人でした」
だから雨都梢賢は自らを「待望の跡取り息子」と言ったのか、と蕾生はあの軽薄な笑顔を思い出す。
今の所胡散臭さしかないが、単身で銀騎の敷地に乗り込んできたことを考えると、彼にも行動力があることは窺える。
「雨都の人達は元々活発な人柄なんだ。僕らも随分助けてもらった。……そのせいで、何人も犠牲になった」
永が自嘲するように結んだ言葉の意味は、蕾生にも理解できる。
「それで、ある時に嫌気がさした?」
「……だと思う。雨都に対しては僕らも銀騎も同罪だよ。だから、彼らが困ってるなら何をおいても助ける義理が僕らにはある」
協力してくれている相手が常に傷つくことは、どうしようもない運命なのかもしれない。
そんな負い目があるから、雨都が再び姿を見せたことに永も鈴心も驚いたし、姿を見せたということは何か要求があるんだろうと永が考えたのは当然のことだった。
「もちろん銀騎も協力は惜しまない──僕達の介入をあちらが望めばだけど。それで、雨都に今一体何が起きてるんだい?」
皓矢にも贖罪の気持ちはある。
それを確認した後、永が続けた。
「それが、はっきりとは教えてくれなかったんだよねえ。とにかく実家に来て欲しいってだけで」
「さすがに、うちの敷地内では言えない、か……」
皓矢が勘繰るが、そんな戦略的な考えを持っているようには蕾生には見えなかった。
ただ彼は土下座した後ヘラヘラしながら自分の連絡先を永に渡して、「じゃ、そういうことで」なんて、まるで言い逃げするようにその場を去っていったのだから。
「とりあえず僕ら三人で行ってみるよ。もうすぐ夏休みだからね。それで、やっぱり翠破と紅破を返して欲しいんだけど」
示された住所に行くにはちょっとした小旅行になりそうだった。雨都のトラブルの大きさはわからないけれど、それなりの期間をとらなければならないだろうと永は考えている。
「なるほど。慧心弓のヒントがそこにあると踏んでいるんだね?」
「そう。あの弓は長い間雨都家で保管されてたし、前々回あれを実際に扱ったのは楓サンだった。僕らは彼女がその後どうなったか知らなくちゃならない。弓の行方も含めて」
皓矢と永の会話は淀みなく必要最小限の言葉でなされていく。やはり銀騎の鵺に対する探究心は相当深いようだ。味方になってくれて良かったと蕾生は内心思っていた。それを永に言うと多分怒るので言わないが。
「あの鏃を調べたところ、やはりキクレー因子が検出された。共鳴させようとすればあれは弓への探知器になるかもしれない。少し待って欲しい、もうすぐおおよそのデータがとり終わる。出発前には渡せるようにしておくよ」
「わかった。よろしく頼むよ」
「現地に行ってもたまに連絡をくれると嬉しい。何か必要なものがあればすぐに用意する」
「そう? じゃあ、遠慮なくこき使わせてもらおうっと!」
何か難しそうなことを話している二人の会話をおいて、蕾生には少し気にかかることがあった。
「……」
「? なあに、蕾生くん?」
その視線に気づいた星弥が蕾生に話しかけた。
「いや、てっきり鈴心についていくって言うかと思って」
「やだあ、鋭い! ──でも今回はわたしも違う用事があるんだ」
蕾生に自分の行動パターンを理解されていたことに驚きつつも喜んだ後、少し落ち着いた顔で星弥は首を振った。
「?」
「あのね、わたし、陰陽師の修行をさせてもらえることになったの」
そう言う顔は少し誇らしげだった。それまで蚊帳の外に置かれていた身を嘆くことをやめ、星弥も前へ進もうとしている。
「体内のキクレー因子の制御の仕方と一緒にね、基本的なことを兄さんから習うんだ」
「そう、か」
良かったな、と言う言葉は今の彼女には無礼に思えて蕾生は語尾を控える。
そんな気持ちを察したのか星弥は明るい声で蕾生を指差しながら言う。
「だから、すずちゃんのことはよろしくね! 絶対危険なことさせないでね! 帰ってきた時に擦り傷なんかあったら許さないんだから!」
「──わかった」
星弥には何もわからないなりにそれまで懸命に鈴心を守ってきた自負がある。それを蕾生は託された。力強く頷くと、星弥は満足げに笑っていた。
「蕾生くん、今、調整を急いでいるものがある。それも出発前に君に渡したい」
永と打ち合わせを終えたらしい皓矢が、蕾生にも声をかけた。
「何を調整してるんだ?」
「君に必要なものさ」
にっこり笑って「お楽しみに」という笑顔は何も裏がない、頼もしいものだった。
とうとう一学期が終わった。蕾生にとってはとても長いものだった。
ただのオカルトマニアだと思っていた永に転生の運命を聞かされ、鈴心と星弥に出会い、銀騎詮充郎との邂逅を果たした後、鵺化を乗り越えた。今では敵だった銀騎皓矢の協力で呪いの解明をしようとしている。
たった三ヶ月ほどで蕾生の意識も変わった。自分の中の訳がわからない力から目を背け、永の言う通りに生きていけばいいのだと考えていたあの頃は、きっと堕落していたのだろう。
今では──たいそうな事は言えないが──少しは前向きになれた気がする。自分の中心に永がいるのはこれからも変わらない。けれど、自分の生きる意味を永に押し付けるのではなく、自分が永とともに生きたいのだと思う様になった。
馬鹿な自分はこれからも永に面倒をかけるだろう。その分、永も鈴心も星弥も──自分の周りにいてくれる人達くらいは守りたいと思う。いつか鈴心が「強くなれ」と言ったその意味がやっとわかった。
「ライくん? 何考えてんの?」
すぐ横を歩いていた永は、無言で歩き続ける蕾生を見かねて目の前で手を振った。
「え、あ、別に」
「あー、通知表が全滅だったからおばさんに怒られたんでしょ! それともおじさんにもかな? 怒ると閻魔様みたいだもんね!」
カラカラ笑って事実を言い当てる永に、蕾生は内心コノヤロウと思っていた。
「あのな、こんだけ色々あっていい成績がとれる訳ないだろ。どんな変態だよ」
「どうも、変態です」
恭しくお辞儀をして見せる永に蕾生は持っていたカバンを振り回す。
「ちなみに、その理論だと銀騎さんもリンも変態だね!」
「俺の周りは理不尽なヤツばっかりだよ!」
カバンを華麗に躱して永はご機嫌で付け足す。期末考査で星弥に十点の差をつけて学年一位をとったのでとにかくルンルンなのだ。そこは蕾生にとっても高みの戦いなので別にどうでも良かった。
問題は本来なら中学生のはずの鈴心も──転入生のくせに──三十番だったことだ。成績表を見せながら涼しい顔で「ライは後ろから数えた方が早いですね」と言ってのけた小憎らしい顔を、蕾生は絶対に忘れない。
「まあまあ、そんな怒らないで。せっかくの旅立ちが台無しだよ」
「お前が怒らせたんだろ……」
今日はいよいよ雨都梢賢の実家に行く。二人は支度を整えて鈴心を迎えに銀騎家に向かっている。
「じゃあ、三人とも気をつけて行ってきてね」
銀騎の邸宅に着くと、鈴心はすでに玄関で待機していた。
星弥が鈴心のワンピースのリボンを直した後、見送りの言葉をかける。
「じいさんはまだ気がつかないのか?」
あれから数週間経ったが、詮充郎の容体について芳しい話を聞かない。蕾生は最後に確認してみたが、星弥は残念そうに頷いた。
「うん……でも、お祖父様はずっと走りっぱなしだったから、長めにお休みしてもいいと思うの」
「……」
詮充郎には散々なことをされたはずだが、それを恨んでいない星弥の言葉を蕾生は黙って聞いた。
「わたしね、お祖父様にはとっても感謝してるの。わたしやすずちゃんにしたこととか、他にもいろいろ悪いことしてきたと思うけど、お祖父様がわたしを孫として引き取ってくれたから、今のわたしがある」
星弥は自分の胸を叩いてはっきりと言う。それは孫が祖父を慕う、単純で純粋な思いだった。
「お母様や兄さんの元に預けてくれて、何不自由なく育ててくれたから、わたしはこれまで自分のことだけ考えて生きてこれた。それって当たり前なのかもしれないけど、幸せな環境だって思うの」
「そうだな」
蕾生も自分の環境と重ねて考える。特殊な力がある子どもを持った両親は、それを苦にすることなく個性として受け入れてくれた。本当に単純で純粋な家族としての接し方で。それが普通のこととして、当たり前に享受できることはやはり恵まれている。
「お祖父様が目覚めたらね、おかえりなさいって言うんだ。家族だから」
星弥の優しい決意に、鈴心も永も満足げに微笑んだ。
「やあ、待たせてしまってすまない」
待ちわびた人物が二階から降りてきた。よれよれのワイシャツにしわしわのズボンを隠すように白衣を纏っている皓矢だった。
「ほんとだよ、ブツは? 大丈夫なの?」
寝癖も直っていない様に永が呆れながら言うと、皓矢は目の下の隈を擦りながら桐の箱を渡す。
「もちろん。はい、どうぞ」
蓋を開けると、絹の緩衝布の上に二つの鏃が並べられていた。それを覗き込んだ蕾生にはただの石ころにしか見えなかった。
「うん、確かに」
永が満足げにそれを確認してカバンにしまう。
それを見届けた後、続けて皓矢は蕾生に細長い布袋を差し出した。
「それから蕾生くんにはこれを」
「なんだよ、これ? ──木刀?」
紐で括られた部分を解いて中の物を取り出す。一見なんの変哲もない木刀で、柄頭に根付のようなものが付いている。皓矢はいつになく自信を込めて説明した。
「そう。お祖父様が作った萱獅子刀のレプリカがあっただろう? それを木刀に作り替えたものだ」
「えっ!!」
「刀だったものを木刀に!?」
蕾生と永が驚いて声を上げると、皓矢は少し言いにくそうに続けた。
「あーっ、と。実はレプリカの萱獅子刀は竹光でね。外見はお祖父様の趣味と見栄でああなっていたんだ。竹にキクレー因子を宿らせていたものを木に移し直しただけだよ。以前のままの見た目では学生の君達には持ち辛いだろうと思ってね」
「くっそお、僕らは竹光にびびってたのか! マジ、ジジイ許さん!」
永が憤然としている横で、蕾生と鈴心は木刀をしげしげと見つめた。
「確かに、見た目日本刀じゃ持ち歩けないよな」
「そうですね、木刀なら剣道部員で通りそうです」
二人が素直な感想を述べていると、不貞腐れた永はぶちぶち呟いていた。
「お土産持った修学旅行生みたいだけどねー」
「はは。ちなみにそいつの名は白藍牙とつけた。強そうだろう?」
永の文句を軽く受け流して、皓矢は拳を握り得意げに言う。そのネーミングセンスは鈴心を唸らせた。
「お兄様、鈴心は感動しました」
「いやあ……だいぶダサ……」
永の負け惜しみはその場で無いものとされた。
「このぶら下がってる飾りは?」
柄頭の根付を摘んで蕾生が聞いた。水色の石が白い丈夫な紐で周りを編まれたものだった。
「それは僕からの餞別。お守りだと思ってくれればいい。元気で行って、無事に帰っておいで」
「ああ、わかった」
皓矢の期待に応えるべく、蕾生は力強く言う。託された木刀──白藍牙を背負うとなんだか背筋が伸びるような気持ちになった。
「すずちゃん! お腹出して寝たらだめだからね!」
「そんなことしません!」
星弥の言葉に鈴心が真っ赤になって怒る。そのやり取りを笑いながら見届けた後、永はまっすぐ前を向いて言った。
「──よし、行こう」
「ああ」
蕾生もその視線の先を見据える。
鈴心が深く頷いて歩き出す。
暑い日差しが三人を照りつけた。
長い夏休みが始まろうとしている。
第一部 了
転生帰録2 へ続く
============== おまけ ========================
〈鵺の呪いとは〉
九百年あまり前、宮中に帝を悩ませる怪物が現れた。その退治を仰せつかった武将・英治親は、郎党の雷郷、同じく郎党のリンを連れて参内した。黒雲の中に怪物がいるとみた英治親はそこをめがけて矢を放つ。矢は見事に命中し、怪物は地面に落ちた。そこをすかさず雷郷が飛びかかって止めを刺した。息絶えた怪物の姿を確認すると、頭は猿、胴体は猪、手足は虎、尾は蛇という凶々しい姿だった。その鳴き声が鵺という鳥に似ていたことから、この怪物は鵺と呼ばれるようになった。
鵺が出現した目的は帝を呪うことだったが、道半ばで殺されてしまったため、その殺意は自らを討った英治親に向けられた。その部下であり、直接手を下した雷郷と、その場に居合わせたリンも治親諸共鵺に呪われることになる。
鵺射殺事件からおよそ一年後、鵺の呪いにより英治親、雷郷、リンはその生涯を閉じた。だが、呪いは終わらない。鵺は彼らを何度も人間に転生させ殺し続ける。その回数は三十三回。そして三十四回目の転生者である周防永、唯蕾生、御堂鈴心は今度こそ鵺の呪いに打ち勝とうと足掻き始める。
〈登場人物〉
唯 蕾生
15歳。高校一年生
生まれつき人よりも力が強く、何かと不自由で理不尽な目に会ってきた
幼少の頃出会った永に心を救われる。それ以降は永を頼りきって生きている
力が強くて箸などを折ってしまうため、おにぎり、ハンバーガーといった手掴みの食べ物を好む
英治親の郎党・雷郷が転生した姿
周防 永
15歳。高校一年生
頭脳明晰で口から先に生まれてきたような男。蕾生の幼馴染
都市伝説やUMAなどのオカルトと呼ばれるものが大好きで、ネット界隈では多数のハンドルネームを使いこなす
剣道と弓道を嗜み、特技はレース編み
九百年ほど前の武将、英治親が転生した姿
御堂 鈴心
13歳。高校一年生(飛び級)
高明な陰陽師一族・銀騎家の分家に生を受けたが、現在は当主の銀騎詮充郎に養育されている
一緒に住んでいる銀騎星弥を姉妹のように慕っている。言葉遣いは丁寧だが、性格は冷静できつい
長らく銀騎研究所内を出たことがなかったため、現在の常識にやや疎い
英治親の郎党・リンが転生した姿
銀騎 星弥
16歳。高校一年生
蕾生と永の隣のクラスで学級委員をしている。不思議と周りから好感度を集める乙女ゲームの主人公(永談)のような少女
高明な陰陽師一族・銀騎家に生まれるが、本人に陰陽師の力はないらしい
祖父の詮充郎とは距離をおいて暮らしている分、兄の皓矢を特に慕っている
鈴心のことを猫っ可愛がり、目の中に入れても痛くないし、なんなら食べちゃいたいと思っている
銀騎 詮充郎
74歳。銀騎研究所所長、銀騎家現当主
高明な陰陽師一族の当主ではあるが、本人に陰陽師の力はない
およそ30年前、長らく未確認生物と思われていたツチノコを発見、その生態を研究し、新種生物として登録することに成功した
鵺の呪いに異常な興味を抱き、何度も永達に接触し、彼らの呪いの解除究明を邪魔してきた
銀騎 皓矢
28歳。銀騎研究所副所長、銀騎家次期当主
強力な陰陽師の力を有し将来を嘱望される青年。同時に詮充郎の教えを受け、一流の生物学研究者でもある
祖父の詮充郎を第一に考え、常に手足となって動く。星弥と鈴心を常に気遣う家族思いな面もある
専用の式神・瑠璃鴉(愛称ルリカ)を常に側に置いている
銀騎 紘太郎
享年28歳。銀騎詮充郎の一人息子
銀騎家開祖以来の天才とうたわれた陰陽師かつ科学者
前回の三十三回目の転生時において命を落とした
佐藤 斗羽理
見た目は二十代後半なのに、詮充郎の助手を二十年以上勤めている不思議な女性
助手に徹していた頃は無表情で感情の読めない、まるで機械のような性格だったが、蕾生の鵺化により豹変
詮充郎に瀕死の重傷を負わせ、銀騎の家宝・幽爪珠を奪って行方をくらませた
雨都 梢賢
蕾生達の前に現れたパリピ風の青年。怪しげな関西弁を話す
昔から永達を支援してくれていた僧侶の家系の子孫だと言う
雨都 楓
三十二回目の転生時にハル達を支援した女子高生
〈語句説明〉
萱獅子刀
英治親が鵺を討伐した時に帝から賜った宝刀。現在までに何度も紛失と発見を繰り返す
銀騎の元にあると思われていたが、三十三回目の転生時に紛失していたことが判明
なお、その切先片のみ詮充郎が保管していた鵺の遺骸から出てきた
慧心弓
英治親愛用の弓。鵺を射った武器。現在までに何度も紛失と発見を繰り返す
永によれば、三十二回目の転生時に消失している
翠破
英治親が使った一対の矢のうちのひとつ
三十二回目の転生時に、雨都楓が鵺を射った時に刺さったまま身体に取り込まれた
詮充郎が保管していた鵺の遺骸からその鏃のみが出てきた
紅破
英治親が使った一対の矢のうちのひとつ
永によればかなり前の転生時に鵺の身体に取り込まれたらしい
鵺化した蕾生がその鏃のみを吐き出した
幽爪珠
代々当主に受け継がれている銀騎家の家宝
元々は銀騎家開祖の銀騎朝詮が鵺の爪から作ったもの
現在は詮充郎の手によりその姿がかわっている。蕾生の鵺化後、佐藤斗羽理に奪取された
〈二部予告〉
雨都梢賢の招きによって彼の故郷を訪ねた永、蕾生、鈴心。
雨都家が隠れ住んでいるというその里には、別の理由で同じように隠れ住んでいる一族がいた。
里の長・藤生家、その分家の眞瀬木家、そして藤生家の厚意で里に暮らす雨都家は奇妙なバランスを保ちながら暮らしている。
しかし雨都梢賢が三人に助けを求めた理由はその里に関することではなかった。梢賢は三人にある母子家庭を紹介する。
昔、雨都家から離反した分家の雨辺家、その子孫だった。彼らは鵺をうつろ神と呼んで盲目なまでに信仰していた――
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最後までお読みいただきありがとうございました!
感想などいただけたら嬉しいです!
4月23日からは「転生帰録スピンオフ──皓矢と名探偵ルリカ」を投稿します。
短い話ですが、第一部の内容を補完しているかもしれない(?)コメディです。
また、第二部「転生帰録──鵺が嗤う絹の楔」は
5月21日から投稿を開始する予定です。
また読んでいただけたら嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いします!