主要登場人物

小西 慶太 
日本国航宙自衛隊第8空間宙雷戦隊所属宇宙駆逐艦「しまなみ」艦長。艦長としては異例の25歳という若さで駆逐艦の艦長を任ぜられる。その能力は絶大で、指揮官としての素質を日に日に周囲に認めさせている。一方で宙雷戦以外では能力があるとは言い難いとする人もいる。

杉内 政信 
宇宙駆逐艦「しまなみ」砲雷長。自分と同い年にも関わらず艦長となった小西を心から尊敬している。

桐原 翔馬 
宇宙駆逐艦「しまなみ」航海長。卓越した操艦能力は、戦隊随一と言わしめている。

石原 数人 
宇宙駆逐艦「しまなみ」船務長。当初は自分より若き艦長に反抗するも、艦長の指揮能力に感服し、以降艦長の為として身を粉にして働く。

西村 平太郎 
宇宙駆逐艦「しまなみ」機関長。退役間近の老体だが、そうは思わせない働きぶりと声の大きさに機関員だけでなく、乗組員からも信頼される、エリート機関長。罐焚き(かまたき)としての自身に誇りを持つ。

阿部 則弘 
宇宙駆逐艦「しまなみ」技術長。元々精鋭と言われる第一艦隊旗艦の超弩級宇宙戦艦「あまぎ」技術長だったが、噂によると問題行動を起こし、この艦の技術長として左遷されたという。乗組員は彼のことを恐れ、ほとんどの者は見かけるとすぐに去ってしまう。

アリア・ファリア  
先々代の時に惑星全土を統一し、安寧を築く異世界にある小さな星「ディ・イエデ」の若き女王。しかし即位から数年後に別の星からの侵略を受ける。女王は自ら戦闘に立ち母星を守ろうと奮起している。

マリア・オットー 
今代の女王と名前が非常に似ている上に容姿も似通っている部分が多いことから、アリアに重宝され、昔はアリアがお忍びに出かけている際は身代わりを務めるなど、アリアに振り回されていた。現在は昔ほど交流がある訳でもなく、昔からの手際の良さが買われて侍従長に就任している、王室が誇るエース級のメイド。父はディ・イエデ防衛軍上級大将のグスタフ・オットーである。


グスタフ・オットー 
ディ・イエデ防衛軍上級大将であり、司令官。母星を守る女王と共に兵を率いて戦う。とても真面目だが、新兵教育が厳しすぎることで知られ、女王からも少し抑えるようにと注意を受けている。

モンナグ・シュバッフェ     
ディ・イエデ近衛連隊隊長。戦闘に立つ女王が殺されたらどうしようと毎日頭を抱えている。


アレクサンドリア・フォースニート 
ディ・イエデが誇る最強の鍛治職人で、2000年以上を生きるドワーフ。作れないものはないという。技術者としての側面も持つ。


アルフレッド・シュターリン    
45代レミレランド帝国皇帝。ディ・イエデを占領しようと目論む。