「紅葉ちゃん!おはよう!」
誰かが明るく話しかけてきた、でも私には誰か分からない...。
「えっと...。」
戸惑った私に微笑んで彼女は言った
「ダメ元だったけどやっぱダメか...!」
今にも泣きそうな顔をしていた、きっとこの人は私の大切な“友達”だったはず。
泣きそうな顔を真っ直ぐこちらに向けて笑顔で言った
「私、白雪聖撫!何かわからないことがあったらなんでも言って!!なんでも聞くから!」
この子はきっと根がいい子なんだそりゃ過去の私も仲良くするな...。
聖撫ちゃんと話しながら教室に着くと、クラスメイトの視線が一気に私の方へ向いた