ハラハラ。
満開だった桜の木から、花びらが踊るように落ちていく。私は入学式を迎え、高校一年生になった。最初はクラスに馴染めるか不安だったけど、案外すぐに馴染無ことが出来て、友達もつくることができた。そして私には今、気になっている人がいる。最近よく話しかけてくれる男子で、私はそれがとても嬉しかった。噂をすれば、その男子が私の席に向かって歩いてくる。
「萌百〜」
「何?遥輝」
いつものように私の前の席に腰を下ろし、話しかけてきた。
「明日から夏休みじゃん?それにちょうど明日土曜日だからさ、クラスの何人かで海行こうって話してるんだけど、萌百も来る?」
「えっ。海?」
海に誘われるとは思っていなかったので、驚いた。
「うん。向こうで話してたんだけど、澪が萌百も誘いたいって。萌百、澪と仲良いだろ?」
ちらっと澪の方を見ると、私に向かってグッドサインをしている。澪には、遥輝のことが気になっていると伝えているので、気を使ってくれたみたいだ。
「海、私も行きたい!」
私はすぐさま返事をした。
「おっけー。集合時間とか決まったら連絡する。」
「うん。ありがと。」
そう言うと、遥輝はみんなの元へ戻っていった。そして、遥輝と入れ替わりに澪がやってきた。
「良かったね。遥輝と海行けることになって。私に感謝してよね。」
澪が冗談ぽく言ってきた。
「うん。ありがと~。」
澪は高校生になってから、はじめてできた友達だ。高校初日、まだ緊張していたわたしに話しかけてくれて、仲良くなることが出来た。だから、こんな私と仲良くしてくれて、本当に感謝している。
放課後、家に帰って少し時間がたった頃、遥輝から連絡がきた。
「明日は10時に砂浜集合!」
というメールの後に、砂浜の写真が送られてきた。みんながばらばらのところに行かないよう、送ってくれたみたいだ。
でも、砂浜なんてどこも似たようなものだから、写真を送ってくれたところで分かりにくいんだけどね。まぁ、そういうところも遥輝らしいなと思った。
私は一人で行くのが少し心細かったので、澪を誘って二人で行くことにした。私たちが着いた頃にはもう何人かいて、後は遥輝だけみたいだ。少し待っていると、
「わり~。遅れた。」
そう言って、遥輝が走ってきた。
「さあ!今日は存分に楽しも~!」
遥輝と他の男子が海に向かって駆けていく。
私も海の方に目をむける。その時、一瞬昔の光景が頭に浮かんだ。「懐かしいな〜。」と少しぼ~っと海を眺めていたら、
「どうかしたか?」
いつの間にか遥輝が横にいて、心配そうに私を見ていた。
「えっ、あっ、ううん。何でもない。」
「今日暑いからな〜、無理するなよ。体調悪くなったらすぐ言えばいいし。」
満開だった桜の木から、花びらが踊るように落ちていく。私は入学式を迎え、高校一年生になった。最初はクラスに馴染めるか不安だったけど、案外すぐに馴染無ことが出来て、友達もつくることができた。そして私には今、気になっている人がいる。最近よく話しかけてくれる男子で、私はそれがとても嬉しかった。噂をすれば、その男子が私の席に向かって歩いてくる。
「萌百〜」
「何?遥輝」
いつものように私の前の席に腰を下ろし、話しかけてきた。
「明日から夏休みじゃん?それにちょうど明日土曜日だからさ、クラスの何人かで海行こうって話してるんだけど、萌百も来る?」
「えっ。海?」
海に誘われるとは思っていなかったので、驚いた。
「うん。向こうで話してたんだけど、澪が萌百も誘いたいって。萌百、澪と仲良いだろ?」
ちらっと澪の方を見ると、私に向かってグッドサインをしている。澪には、遥輝のことが気になっていると伝えているので、気を使ってくれたみたいだ。
「海、私も行きたい!」
私はすぐさま返事をした。
「おっけー。集合時間とか決まったら連絡する。」
「うん。ありがと。」
そう言うと、遥輝はみんなの元へ戻っていった。そして、遥輝と入れ替わりに澪がやってきた。
「良かったね。遥輝と海行けることになって。私に感謝してよね。」
澪が冗談ぽく言ってきた。
「うん。ありがと~。」
澪は高校生になってから、はじめてできた友達だ。高校初日、まだ緊張していたわたしに話しかけてくれて、仲良くなることが出来た。だから、こんな私と仲良くしてくれて、本当に感謝している。
放課後、家に帰って少し時間がたった頃、遥輝から連絡がきた。
「明日は10時に砂浜集合!」
というメールの後に、砂浜の写真が送られてきた。みんながばらばらのところに行かないよう、送ってくれたみたいだ。
でも、砂浜なんてどこも似たようなものだから、写真を送ってくれたところで分かりにくいんだけどね。まぁ、そういうところも遥輝らしいなと思った。
私は一人で行くのが少し心細かったので、澪を誘って二人で行くことにした。私たちが着いた頃にはもう何人かいて、後は遥輝だけみたいだ。少し待っていると、
「わり~。遅れた。」
そう言って、遥輝が走ってきた。
「さあ!今日は存分に楽しも~!」
遥輝と他の男子が海に向かって駆けていく。
私も海の方に目をむける。その時、一瞬昔の光景が頭に浮かんだ。「懐かしいな〜。」と少しぼ~っと海を眺めていたら、
「どうかしたか?」
いつの間にか遥輝が横にいて、心配そうに私を見ていた。
「えっ、あっ、ううん。何でもない。」
「今日暑いからな〜、無理するなよ。体調悪くなったらすぐ言えばいいし。」



