__飽きる。ほんと飽きる。
なんでこんな魅力ないわけ?__
目の前にいるのはサッカー部のキャプテン水戸孝介(みと こうすけ)。
一昨日、ワタシから告白した。
ワタシのあまりの可愛さに見惚れて、だれも告白してこないとかありえないと思わない?
よく「橋本◯奈似だね!」と言われるけど違う。全然違う。
ワタシに似てるんだよ、橋本◯奈が!!
毎回笑顔取り繕って「ありがとう!うれしい!」って言うのもうんざり。
てか、◯◯似とかわざわざ言わなくていいよ。
向こうはなんの気もなく言ってるんだろうけど、本人が言われてうれしい人じゃなかったパターンとかどうすんの?って感じ。
初めから言うなよ!って思うんだけど!!
付き合った男は口を大にしてその台詞ばっか。
結局、ワタシを見てるようで見てなくて、理想を押し付けてるタイプばっかりだった。
なんていうの?
神対応を求めてる感じ?
だから、素とか出せないし、押し殺すのも段々面倒になってくる。
未来の花婿探しなんて、3日も一緒に居れば充分だよね?
「別れたい」
部活後にほんとは伝えるはずの台詞を、部活前に口に出した。
理由は簡単、もうこれ以上一緒に居るメリットなんてないから。
「は、なんで?まだ3日だよ?」と水戸の声が聞こえる。
「うん、だから3日でよ〜くわかった!」
とびきりスマイルで返しても、なんか腑に落ちませんみたいな顔する水戸、うざい。
「いやいや、3日でなんて何もわからないよ?俺、まだキキちゃんの事全然知らないもん。」
あ、こいつ何もわかってないなと冷めモードになってきた。
早くここを去りたいけど、本人に納得してもらった方が静かに収まる。
「うーん。ワタシ、他に気になる人できたかも。」
ぶっちゃけ、そんなやつはいないが、これから作る(未来形)ので、ウソじゃない。
「そ、そっか…。わかったよ!3日間ありがとう!応援してる、キキちゃん!」
そう、こういう切り替え早いやつはすきだなと思った。
「おーい!アップ始めるぞー!!!」
と、遠くから早川の声が聞こえる。
爽やか1年でワタシと同じクラス。
あんまり話したことはないけど、雰囲気イケメンって感じがする。
友達は多いけど、すごく仲良さそうにしてるのは槙原って子だけ。
え、全然あの二人接点なさそうなのに、なんで仲良いわけ?
気が合うだけであんだけ仲良いとか、もはや意味不明レベル。
ちょっと不思議な感じがそそられるなと思いながら、部活帰りに寄ったコンビニでいちごミルクを飲む。
ちょっと甘酸っぱくて、いちごのふんわりした鼻に抜ける香りがすき。
あーなんか、この時間が至福だったりする。
あ、そういえば最近バルコニーから、やたら早川のことずっと見てる女いたな。
顔は覚えてるけど、名前知らないんだよな。
じーっと見るってことは好きだったりして?
目で追いかけたくなるほど魅力的ってやつ?
そういえば、早川って付き合ってる人いたっけ?と月を見ながら帰路に着いた。
いつもより念入りに肌のケアは欠かさず、明日のお試し期間に向けて早く眠りについた。
なんでこんな魅力ないわけ?__
目の前にいるのはサッカー部のキャプテン水戸孝介(みと こうすけ)。
一昨日、ワタシから告白した。
ワタシのあまりの可愛さに見惚れて、だれも告白してこないとかありえないと思わない?
よく「橋本◯奈似だね!」と言われるけど違う。全然違う。
ワタシに似てるんだよ、橋本◯奈が!!
毎回笑顔取り繕って「ありがとう!うれしい!」って言うのもうんざり。
てか、◯◯似とかわざわざ言わなくていいよ。
向こうはなんの気もなく言ってるんだろうけど、本人が言われてうれしい人じゃなかったパターンとかどうすんの?って感じ。
初めから言うなよ!って思うんだけど!!
付き合った男は口を大にしてその台詞ばっか。
結局、ワタシを見てるようで見てなくて、理想を押し付けてるタイプばっかりだった。
なんていうの?
神対応を求めてる感じ?
だから、素とか出せないし、押し殺すのも段々面倒になってくる。
未来の花婿探しなんて、3日も一緒に居れば充分だよね?
「別れたい」
部活後にほんとは伝えるはずの台詞を、部活前に口に出した。
理由は簡単、もうこれ以上一緒に居るメリットなんてないから。
「は、なんで?まだ3日だよ?」と水戸の声が聞こえる。
「うん、だから3日でよ〜くわかった!」
とびきりスマイルで返しても、なんか腑に落ちませんみたいな顔する水戸、うざい。
「いやいや、3日でなんて何もわからないよ?俺、まだキキちゃんの事全然知らないもん。」
あ、こいつ何もわかってないなと冷めモードになってきた。
早くここを去りたいけど、本人に納得してもらった方が静かに収まる。
「うーん。ワタシ、他に気になる人できたかも。」
ぶっちゃけ、そんなやつはいないが、これから作る(未来形)ので、ウソじゃない。
「そ、そっか…。わかったよ!3日間ありがとう!応援してる、キキちゃん!」
そう、こういう切り替え早いやつはすきだなと思った。
「おーい!アップ始めるぞー!!!」
と、遠くから早川の声が聞こえる。
爽やか1年でワタシと同じクラス。
あんまり話したことはないけど、雰囲気イケメンって感じがする。
友達は多いけど、すごく仲良さそうにしてるのは槙原って子だけ。
え、全然あの二人接点なさそうなのに、なんで仲良いわけ?
気が合うだけであんだけ仲良いとか、もはや意味不明レベル。
ちょっと不思議な感じがそそられるなと思いながら、部活帰りに寄ったコンビニでいちごミルクを飲む。
ちょっと甘酸っぱくて、いちごのふんわりした鼻に抜ける香りがすき。
あーなんか、この時間が至福だったりする。
あ、そういえば最近バルコニーから、やたら早川のことずっと見てる女いたな。
顔は覚えてるけど、名前知らないんだよな。
じーっと見るってことは好きだったりして?
目で追いかけたくなるほど魅力的ってやつ?
そういえば、早川って付き合ってる人いたっけ?と月を見ながら帰路に着いた。
いつもより念入りに肌のケアは欠かさず、明日のお試し期間に向けて早く眠りについた。