詩的な表現や比喩を用いるとき、言葉を文字通りちりばめて思いもかけない情感を生み出す。文字は磁石か、重力を持った天体のように道筋を引っつぱり、ゆるやかに彼方へと向けていく。
 その文字の配置と、強さ、大きさが作者と読者が通るであろう道筋を微調整していくのだ。論理的に欠陥があっても、情感という生命があればよい。
 1か月かけて推敲する人もいるし、自分もそうすることもありえるが、いつでもそれが功を奏するとは思えない。1発で書いた勢いが大事なときもあるだろうし、感情の昂りが欠かせない創作物もあるからだ。
 創作をするということは、散逸する未来と向き合うことである。どのような展開をするのかは書いてみないとわからない。また読者を獲得できるかは、もっと深い謎の彼方にある。そんなイメージをもって創作する行為と向き合うとき、倦怠という最大の障害はやってこない。


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【サブタイトル】
何かがあのプロジェクトから変わったよね

【本文】