だから庭木は近所と公道にかからない程度には切るべきだ。そして、1年くらいは切らなくて済む程度に切り詰める。だが葉っぱが少なくなると元気がなくなってしまうので、それとの兼ね合いである。
 また品種によって強い弱いがあるので、少し切っては様子を見ている。大抵垣根にする品種は生命力が強い。上に伸びられると厄介なので、背が高くて太い枝はノコギリで早めに切っている。中心にある幹を多めに切って枝を残せればベストだ。
 入居したてのころは、ツタが茂っていた。植木に絡まったツタをすべて引きはがして抜いたら、植木の量が半分くらいになって笑った。


------------------------- 第3部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
創作とは作者の手を離れることである

【本文】
 創作するときには複雑さをいつも意識している。複雑とは、ごちゃごちゃと込み入っていることではない。始まりは、ごく小さなことだが、複数の要素が相互に影響し合い、相互作用が無限に拡大していくさまである。