書く習慣をつけるには

「これから毎日1本何かを書こう」
 習慣とはこういうものだ。
 だが、これが何日続くだろうか。
 こういう習慣は3日坊主の元だと思う。
 良い習慣とは、緩やかに決めた習慣である。
「今度は何しようかな」
 という自分の心の声に耳を傾け、やってみたいと思ったことを優先して実行する。
 「HOW TO」を書いた記事や本がよく売れるが、それで実行できる人とできない人がいる。
 良い記事に巡り合えればためになるだろう。
 だが同じ文章を読んでもキャッチすることが人それぞれ違う。
 やたらと「義務」が増えていく場合は、自分とマッチしていないのだ。
 文章の書き方とか、小説家講座のようなものを読むと、アカデミックに文体とか原稿用紙の使い方とか、流行りの小説を分析したと思われるコツを書き連ねたものが多い。
 これらを読んで自分の糧にできる人はそれでいい。
 多分私はできない。
 元々、他人に教えてもらったことに旨味があるとは思っていない。
「自分で発見したことは、面白い」
 いつもこんなことを考えながら書くことが大事ではないだろうか。