二〇一八年、十一月一日、木曜日。

 残り、七日。

 他の生徒と混ざり、いつものよう登校していた。学校まで誰も歩みを止めない中、僕は道の端に止まる。

 そんな異様な行動をする僕を、誰も気にしていない。学校での僕は存在していないのと同じだ。