そして5月3日。
ついにロボコン開催の日を迎えた。
私はロボコン部の面々よりも少し遅い新幹線に乗って隣県へと向かった。
小野先生はロボットの運搬があるため車で会場入りするらしい。その手伝いのため、加瀬くん、渡辺くんも小野先生の車に乗っている。
新幹線をおりたら市内のバスセンターからバスに乗りかえて、私は会場へと向かった。

できたばかりの施設はすごーく立派。植栽が爽やかで外を歩くだけでもムチャクチャ気持ちいい。
あー来れてよかった。ロボコンもすっごい楽しみ。

加瀬くんに言われた通り、小野先生を警戒しながら会場に入るも、中は人でパンパンだった。これじゃあ知り合いがいたってまずわからないだろう。

場内は4つのエリアに分けられていて、それぞれのエリアで2チームずつが対戦し、トーナメントを勝ち上がっていく方式のようだった。
今回のロボコンは、年齢・費用の制限一切ナシ、ヘボ歓迎の娯楽性の高い大会で、参加チームの実力差が半端ない。
ロボットを見ればわかる。ダンボールのおもちゃみたいなのから、金属製の立派なロボットまで千差万別で、そんなだから対戦相手を決めるくじ引きは当たり外れが凄まじいことになっていた。

加瀬くんたちの出番はAコートの3番め。
今はCコートのトップバッターで小野先生が出てる。

ルールはいたってシンプル。エリア内に転がってるボールをたくさん拾えたほうが勝ちだ。