ハッと我に返ったのはアシカショーが終わった時に楓に声をかけられ時だった。
「大丈夫?」
「え?あ、うん。」
いつの間にかアシカショーも終わっていて、十分ほどしたら次はイルカショーをやると言うのでそれは真面目に楽しもうと思った。そもそも、なんで自分がぼーっとしていたか自分でもわかなかった。多分だけど彰から自分の病気について話される時間が刻々と近づいていることに緊張しているのだ。
そんな俺の今状態なんてわかっているのはおそらく楓だけで、他の二人は仲良くお話をしていた。
イルカショーまで時間があるので「ちょっと飲み物買ってくる」とだけ楓に伝え、一旦会場を後にした。
中に入ると近くにあった椅子に腰を下ろした。「ふぅー」と思わずため息が出てしまった。自分がとても情けなかった。彰が病気で苦しんでいる。にも関わらず自分は何もしてない。来週行く九州だってはっきりいって楓と朱里さんの付き添いのようなものだ。
「大丈夫?」
「え?あ、うん。」
いつの間にかアシカショーも終わっていて、十分ほどしたら次はイルカショーをやると言うのでそれは真面目に楽しもうと思った。そもそも、なんで自分がぼーっとしていたか自分でもわかなかった。多分だけど彰から自分の病気について話される時間が刻々と近づいていることに緊張しているのだ。
そんな俺の今状態なんてわかっているのはおそらく楓だけで、他の二人は仲良くお話をしていた。
イルカショーまで時間があるので「ちょっと飲み物買ってくる」とだけ楓に伝え、一旦会場を後にした。
中に入ると近くにあった椅子に腰を下ろした。「ふぅー」と思わずため息が出てしまった。自分がとても情けなかった。彰が病気で苦しんでいる。にも関わらず自分は何もしてない。来週行く九州だってはっきりいって楓と朱里さんの付き添いのようなものだ。