父が生きていたとしてもなんでこいつがそのことを知ってるのか。そもそも僕の父と面識があるのか?
「内緒〜。でもこの情報は嘘じゃないから〜」
そう言って僕が銃口を向けているにも関わらず背を向けて小泉明菜は去っていった。それを追いかける勇気は僕にはなかった。
確かに小泉明菜はイカれたやつだが嘘を着くようなやつ…ではないと思う。というか今はこの情報を信じて両親を探すしかない。
父は生きてる。母どうか分からないけど父が生きていれば義姉さんの復讐をすることが出来る。
とりあえず今は刑事である安藤さんの情報を待つだけだ。その情報を元に復讐を決行しよう。
ついでに安藤さんの夫…霞の父親を殺した犯人にも捕まってもらおう。
数分して小泉明菜がこの森から出たぐらいにその森を出て家に帰った。