これは完全に遅刻だ。
「もしかして、またニキビが悪化したの?」
隣の光を見てあたしはあてずっぽうを言った。
しかしそれは図星だったようで、光はビクリと体を震わせる。
「朝起きたら……顔中にできてた」
確かに、マスクで隠れない部分にも沢山のニキビがあるのがわかる。
どうにか隠そうとしたようで、ファンデーションもいつもより厚塗りになっている。
「ねぇ、どうすればいい? こんな顔じゃ教室に入れないよ!」
途端に光があたしの両腕を掴んでそう聞いてきた。
その必死さに目を見張る。
あたしにそんな相談をしてくるなんて、光は半分パニック状態なのかもしれない。
「とにかく、どんな状態なのか見せてよ」
あたしはそう答えて、光と二人へ校舎へと向かったのだった。
「もしかして、またニキビが悪化したの?」
隣の光を見てあたしはあてずっぽうを言った。
しかしそれは図星だったようで、光はビクリと体を震わせる。
「朝起きたら……顔中にできてた」
確かに、マスクで隠れない部分にも沢山のニキビがあるのがわかる。
どうにか隠そうとしたようで、ファンデーションもいつもより厚塗りになっている。
「ねぇ、どうすればいい? こんな顔じゃ教室に入れないよ!」
途端に光があたしの両腕を掴んでそう聞いてきた。
その必死さに目を見張る。
あたしにそんな相談をしてくるなんて、光は半分パニック状態なのかもしれない。
「とにかく、どんな状態なのか見せてよ」
あたしはそう答えて、光と二人へ校舎へと向かったのだった。