「あのさぁ、携帯変えたから連絡先教えてくれ」
再び偉そうにそう言ったら、智は快く了承してくれて晴れてLINEデビューをした。そう言えばスマートフォンにしたなら今日の放課後、麗音にLINE交換お願いしてみようかな。そんなことを考えてながら授業を受けていると余計に長く感じ、体感時間で1週間ぐらいが過ぎた。実際には放課後を迎えただけだけど。
今日は、いつもの河川敷に向かう前に文房具屋さんによって麗音と同じノートを買ってから向かうことにした。
いつもの河川敷に着いたけど、まだ麗音の姿は見えなかった。僕はまた気づいたら寝ていて、起きると隣に麗音がいて少し恥ずかしかった。
『おはようございます。気持ちよさそうに寝ていましたよ(笑)』
僕が起きた時の為に準備してあったノートを見せられ余計に恥ずかしくなった。
とりあえず、さっき買ったノートに謝罪を書いて見せた。