学校が僕の存在を忘れかけた頃、日曜日に蓮からいきなり電話が来た。
「もしもし、いきなりどうしたの?」
「今日暇か?」
休日は基本読書をしている。だから、暇じゃない。
ちなみに、蓮は部活ばっかりしてる。
「……暇じゃないよ」
「嘘つけ!どうせ本読んでるだけだろ?久しぶりの遊ばねーか?話したいこともあるからよ」
さすが幼馴染、バレバレだった。
断る予定だったけど「話したいことがある」について気になったので行く事にする。
「よくわかったな。何時にどこ行けばいい?」
「あーじゃあ十二時に駅前で!」
「わかった」