だいぶ前にあのノートに
・友達とゲームをして盛り上がりたい
って書いたからだろうか。
それに、やりたいことはまだまだあるが、相変わらず彼女が僕にさせてあげたいことの方が多い。
「おりゃ!どーだ!このー!」
ゲーム中彼女はとてもうるさかった。僕はと言うと終始無言でプレイしている。ちなみにゲームはみんなのよく知っている対戦ゲームをしている。このゲームは昔、蓮とよくやったので得意な方だ。実際には蓮に付き合わされただけだけど、今となってはいい思い出だ。それに、そのおかげで今彼女をボコボコにしている。
「あー!くそ!!君強すぎ!少しは手加減できないわけ?」
「手加減したらしたで怒るくせに」
「よくわかってるじゃないか」
彼女は何故か開き直っている。
そこからずっと同じゲームをしていた、彼女が勝つまで。