レモンのホテルで、
母親達の ボランティアが
終わって、
ハジメも
ユキノジョウ達が、わたした
チラシの場所に
あの オープンカーで
行ってしまった。
「副女さん、今日はもう 宿に
向かうので いいのー?」
ユキノジョウの母親が、
副女さんに 声をかけて、
全員で とめている、
電動自転車を 取りにいく。
「そうだね。まだ 明るいうちに、
宿に行った方が いいからね。
みんな、疲れてる だろうけど、
頑張って 自転車、漕いでね。」
そういう、
副女さんの 後ろを、
ユキノジョウ達は、自転車で
追いかけた。
てか、やっぱ 気まじー。
ユキノジョウは、副女さんの後を
走る、ユリヤを こぎながら
見る。
チラシん時は、ユリヤから
声かけてくれたけど、、、
その後、やっぱ さけてる。
ユリヤの後ろを アコが走り、
1番後ろが、ユキノジョウだ。
いつもなら、
アコが 間に 入らない。
立つ時も、並ぶ時も
ユキノジョウと ユリヤは
となりどうしが、当たり前。
今は、なぜが
アコ1人分を はなれてしまう 。
「・・・・」
宿、とまる 間、オレ、
どーしよう。
仲直り 、できるのか、、、
とにかく、
行きに 電動自転車で 通った道を
もどる。
棚の 田んぼとか、黒い家、
うすい 夕方の色になる 海。
ひたすら、
おいてけぼりに、ならないよう
のびてく、影を おいかけて、
電動自転車を こいだ。
来たときに、
副女さんが 『今日の泊まるとこ』
って、いってた
学校みたいな たてものが
池の 向こうに
見えた。
緑の山が 後ろに あって、
小学校の校しゃ みたいな 感じだ。
知ってる、
ドラマとかの ロケしそうな
感じって、こんなとこだろ?
「お疲れ。みんな 自転車、駐輪に
置いて、奥の建物に行くよ。」
副女さんは、
手前の いかにも学校じゃなくて、
その奥の 2階?の たてものに
歩いて 上がる。
料理してる、においがして、
ユキノジョウは なんだか、
おなかが、すいた。
にしても、ここ。
けっこう 古いんじゃないか?
それを DIYしてて、古いのに
カワイイような 感じに してた。
『ここはね、キリスト教団が
もっていた 乳児院を
みんなで リフォームした
ゲストハウスです。』
チェックインをすると、
スタッフの人が、
子どもたちや、保育士さんの
写真を 見せて
教えてくれた。
こーゆ時も、
いつもなら、となりは ユリヤ
なのに、
今は アコが はさまってる。
『元が 乳児院が ゲストハウス
なんて、全国でも ないでしょ』
スタッフさんが、
ていねに、ユキノジョウ達に
教えてくれたのは、
戦争がおわってから70年間、
3000人ぐらいの 育てられない
赤ちゃんを 受け入れてきた話だ。
この島は、
戦争で 大変な 時でも、
牛が たくさんいたから、ミルクを
手に入れられたとも、聞いた。
『キリスト宣教の人物が 精力的に
福祉に 取り組まれたので、
乳幼児だけでなく、
障害者さんの更正施設や、
特別養老院も、早くにあったの』
今は、たてものが 古くなったので
赤ちゃんの預かるのは、島から
引っ越したけど、
たまに
ここで 育った子どもが、
里親さんと やって来たり、
はたらいてた、保育士さんが
今でも 来るって。
『ここの、大浴場は、日帰りに
開放もしてて、懐かしくて、
皆入りに くるんですよ。
もとは、赤ちゃんのお昼寝する
サンルームだったから。』
ユキノジョウ達は、
そんな スタッフさんの
話を 聞いて、
すっかり、そのお風呂が
楽しみになっていた。
見たら、
カフェやバーもかねてる
ダイニングの 食堂は
レモンとか みかんのビンが
あって、
スコーンが 黒板のメニューに
書いてる。
『空海』って名前の
あれは、お酒だな、きっと。
折り紙の かざりが
カラフルで、ようちえん
みたいな 食堂には
島の人っぽい お客さんが
おじさん、おばさん、
若い人?
けっこーいてて、
その 子どもとかが、
キャーキャーって、
走りまわって 遊んでたり、
ゲームしたり、絵本を見てた。
アコは、ちゃっかり、
オセロしてる子どもん とこを
見てた。
すげーな。なんか。
『島の行事とかあると、打ち上げ
とか、家族で お風呂に 来たり
してくれるんで、助かります』
2階に上がる 階段にも
子どもが すわってるぞ。
そのまま、
部屋に 連れてくれる。
果物の名前が ついた、ドアが
並んだ 2階のろうかが あって
学校のいす とか、
まんまだ。
ここにきて、
スタッフさんが、
『男女で、部屋が別れるけど、』
どうします?と、副女さんに
聞いてきた。
あ!!
ユキノジョウは、副女さんが
スタッフさんに、答える前に、
「オレ、男だから、1人でも
部屋 別で いけるから!!」
って、さけんだ。
ユリヤとも 気まずいし、
行きの 船ん時 みたいなのも
たまん ねーんだよ!
「でも、ユキノジョウ、1人で
男部屋だよー。大丈夫なの?」
母親は、なんか
そんな事を いってきたけど、
オレは、
だんこ キョヒ。
ガッて、
荷物つかんで 1人だけで、
男の部屋に 入ってやる。
そんな荷物とか ないけど、
とにかく 荷物を 部屋ん すみに
投げて、
下の 食堂に おりる。
島で とれたモノで
ご飯が つくられて
いるって
スタッフさんが
ジマンしてた夕飯を
食べる ために。
母親達の ボランティアが
終わって、
ハジメも
ユキノジョウ達が、わたした
チラシの場所に
あの オープンカーで
行ってしまった。
「副女さん、今日はもう 宿に
向かうので いいのー?」
ユキノジョウの母親が、
副女さんに 声をかけて、
全員で とめている、
電動自転車を 取りにいく。
「そうだね。まだ 明るいうちに、
宿に行った方が いいからね。
みんな、疲れてる だろうけど、
頑張って 自転車、漕いでね。」
そういう、
副女さんの 後ろを、
ユキノジョウ達は、自転車で
追いかけた。
てか、やっぱ 気まじー。
ユキノジョウは、副女さんの後を
走る、ユリヤを こぎながら
見る。
チラシん時は、ユリヤから
声かけてくれたけど、、、
その後、やっぱ さけてる。
ユリヤの後ろを アコが走り、
1番後ろが、ユキノジョウだ。
いつもなら、
アコが 間に 入らない。
立つ時も、並ぶ時も
ユキノジョウと ユリヤは
となりどうしが、当たり前。
今は、なぜが
アコ1人分を はなれてしまう 。
「・・・・」
宿、とまる 間、オレ、
どーしよう。
仲直り 、できるのか、、、
とにかく、
行きに 電動自転車で 通った道を
もどる。
棚の 田んぼとか、黒い家、
うすい 夕方の色になる 海。
ひたすら、
おいてけぼりに、ならないよう
のびてく、影を おいかけて、
電動自転車を こいだ。
来たときに、
副女さんが 『今日の泊まるとこ』
って、いってた
学校みたいな たてものが
池の 向こうに
見えた。
緑の山が 後ろに あって、
小学校の校しゃ みたいな 感じだ。
知ってる、
ドラマとかの ロケしそうな
感じって、こんなとこだろ?
「お疲れ。みんな 自転車、駐輪に
置いて、奥の建物に行くよ。」
副女さんは、
手前の いかにも学校じゃなくて、
その奥の 2階?の たてものに
歩いて 上がる。
料理してる、においがして、
ユキノジョウは なんだか、
おなかが、すいた。
にしても、ここ。
けっこう 古いんじゃないか?
それを DIYしてて、古いのに
カワイイような 感じに してた。
『ここはね、キリスト教団が
もっていた 乳児院を
みんなで リフォームした
ゲストハウスです。』
チェックインをすると、
スタッフの人が、
子どもたちや、保育士さんの
写真を 見せて
教えてくれた。
こーゆ時も、
いつもなら、となりは ユリヤ
なのに、
今は アコが はさまってる。
『元が 乳児院が ゲストハウス
なんて、全国でも ないでしょ』
スタッフさんが、
ていねに、ユキノジョウ達に
教えてくれたのは、
戦争がおわってから70年間、
3000人ぐらいの 育てられない
赤ちゃんを 受け入れてきた話だ。
この島は、
戦争で 大変な 時でも、
牛が たくさんいたから、ミルクを
手に入れられたとも、聞いた。
『キリスト宣教の人物が 精力的に
福祉に 取り組まれたので、
乳幼児だけでなく、
障害者さんの更正施設や、
特別養老院も、早くにあったの』
今は、たてものが 古くなったので
赤ちゃんの預かるのは、島から
引っ越したけど、
たまに
ここで 育った子どもが、
里親さんと やって来たり、
はたらいてた、保育士さんが
今でも 来るって。
『ここの、大浴場は、日帰りに
開放もしてて、懐かしくて、
皆入りに くるんですよ。
もとは、赤ちゃんのお昼寝する
サンルームだったから。』
ユキノジョウ達は、
そんな スタッフさんの
話を 聞いて、
すっかり、そのお風呂が
楽しみになっていた。
見たら、
カフェやバーもかねてる
ダイニングの 食堂は
レモンとか みかんのビンが
あって、
スコーンが 黒板のメニューに
書いてる。
『空海』って名前の
あれは、お酒だな、きっと。
折り紙の かざりが
カラフルで、ようちえん
みたいな 食堂には
島の人っぽい お客さんが
おじさん、おばさん、
若い人?
けっこーいてて、
その 子どもとかが、
キャーキャーって、
走りまわって 遊んでたり、
ゲームしたり、絵本を見てた。
アコは、ちゃっかり、
オセロしてる子どもん とこを
見てた。
すげーな。なんか。
『島の行事とかあると、打ち上げ
とか、家族で お風呂に 来たり
してくれるんで、助かります』
2階に上がる 階段にも
子どもが すわってるぞ。
そのまま、
部屋に 連れてくれる。
果物の名前が ついた、ドアが
並んだ 2階のろうかが あって
学校のいす とか、
まんまだ。
ここにきて、
スタッフさんが、
『男女で、部屋が別れるけど、』
どうします?と、副女さんに
聞いてきた。
あ!!
ユキノジョウは、副女さんが
スタッフさんに、答える前に、
「オレ、男だから、1人でも
部屋 別で いけるから!!」
って、さけんだ。
ユリヤとも 気まずいし、
行きの 船ん時 みたいなのも
たまん ねーんだよ!
「でも、ユキノジョウ、1人で
男部屋だよー。大丈夫なの?」
母親は、なんか
そんな事を いってきたけど、
オレは、
だんこ キョヒ。
ガッて、
荷物つかんで 1人だけで、
男の部屋に 入ってやる。
そんな荷物とか ないけど、
とにかく 荷物を 部屋ん すみに
投げて、
下の 食堂に おりる。
島で とれたモノで
ご飯が つくられて
いるって
スタッフさんが
ジマンしてた夕飯を
食べる ために。