「あんた、コングデビルのうんこの臭さを甘く見るんじゃねぇよ! じいちゃんはあまりの臭さでメシが食えなくなって衰弱し、3年後には死んじまったんだ! 匂いが取れても、その時にはもう手遅れさ!」
確かに、2年も匂いが取れなくなるとなったら、食事どころじゃないですね。
どんな魔物よりも凶悪かもしれません。
「だったらお前が行くのか? わかってないようだから言っておくが、本来俺達にここまでする義理なんてない。コングデビルに占拠されていようとも、聖なる雫を手に入れさえすれば良いんだからな」
確かに、マスターの強さなら、どんな魔物がいても難なく素材をゲット出来そうな気がします。
マスターの力量を、この中年太りが見誤らなければ、素直に頼むはずなんですけど。
「い、いや、ダメだダメだ! 同業者を危険に晒すわけにはいかねぇ!」
あ、見誤った。
マスターがここまで歩み寄っているのに、何なんですかねこの中年太りは。
きっと、道具屋ランクが低いに違いありません。
【道具屋ランクとは】
世界道具屋協会が定める、道具屋としてのランクである。
道具の調合、素材調達等、様々な項目をクリアした者に与えられる称号である。
これが高ければ高いほど、世界道具屋協会から受ける恩恵は大きくなる。
なお、全ての回復アイテムを調合し、全ての素材を調達出来るのは、伝説の道具屋スミス・シュナイダーだけというのはあまりにも有名な話である。
(世界道具屋大全より抜粋)
確かに、2年も匂いが取れなくなるとなったら、食事どころじゃないですね。
どんな魔物よりも凶悪かもしれません。
「だったらお前が行くのか? わかってないようだから言っておくが、本来俺達にここまでする義理なんてない。コングデビルに占拠されていようとも、聖なる雫を手に入れさえすれば良いんだからな」
確かに、マスターの強さなら、どんな魔物がいても難なく素材をゲット出来そうな気がします。
マスターの力量を、この中年太りが見誤らなければ、素直に頼むはずなんですけど。
「い、いや、ダメだダメだ! 同業者を危険に晒すわけにはいかねぇ!」
あ、見誤った。
マスターがここまで歩み寄っているのに、何なんですかねこの中年太りは。
きっと、道具屋ランクが低いに違いありません。
【道具屋ランクとは】
世界道具屋協会が定める、道具屋としてのランクである。
道具の調合、素材調達等、様々な項目をクリアした者に与えられる称号である。
これが高ければ高いほど、世界道具屋協会から受ける恩恵は大きくなる。
なお、全ての回復アイテムを調合し、全ての素材を調達出来るのは、伝説の道具屋スミス・シュナイダーだけというのはあまりにも有名な話である。
(世界道具屋大全より抜粋)