朝日はため息交じりにそう言うとスマホをしまった。


「なんで……だって、ユマとナオヤとは和解したはずだし……」


「書き込んだのが2人だとは限らないだろ? あの場には沢山の生徒がいたんだから」


「そんな……」


学校の裏サイトなんて幼稚でくだらないものだ。


気にする必要なんてない。


そうわかっているはずなのに、いざ自分がターゲットにされてているとわかると悪寒が全身を駆け巡っていく。


このサイト内にどれだけの生徒が書き込み、どれだけの生徒が閲覧しているだんろう。


その生徒たちはどんな顔をして学校へ来て、俺を見つけてどんなことを思っているんだろう。