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あたしとアユカはお弁当食べ終えると、隣のクラスに来ていた。


Ｂ組の教室を見回してみても。ユマちゃんの姿は見えない。


「ねぇ、ちょっと話がしたいんだけどいい？」


アユカが１年生のころ同級生だったという女子生徒を呼んでくれた。


「なに？」


少しぽっちゃりした彼女は人懐っこそうな笑みを浮かべてかけてきた。


「今日、ユマちゃん来てる？」


アユカがそう言った瞬間、彼女の表情が曇った。


笑顔が消えて、眉を寄せている。


「ユマちゃん、あれから学校に来てないの」


「え？」


アユカが怪訝そうな表情になった。


「あれからって、まさか、ボールが当たってからってこと？」


あたしがそう聞くと、彼女は頷く。


あたしとアユカは目を見かわせた。


一体どういうことなんだろう？