雄大の身に起こっていた出来事を、あたしは初めて知ることになった。


同じ学校、同じクラスにいながらどうしてあたしは気がついてあげることができなかったんだろう。


雄大の心はとっくの前に壊れてしまっていたのだ。


欝病を持っている人の心を見ても、汚れているかどうかの判断がつかない。


まさに、その状態にあったのだ。


クラスメートたちに関しては、みんな少しずつ悪事を働いていて個々の汚れが少なかったから、気がつくことができなかったのだ。


どれだけ小さな汚れでも、それが集まれば一瞬にして人を自殺へ追い込むことができるということだ。