藤城桃香（ふじしろももか）は生まれつきの霊感持ち、小学校・中学校はお寺の娘という事も相まってクラスメイトたちから崇め奉られる存在にまで昇華していた。
そんな普通じゃない日常に嫌気のさした桃香は、高校は自分の素性を全く知る者のいない遠方の私立・鳳（おおとり）学園に入学する事にする。
しかし、ある日カナリのイケメンだが中身の残念な学園の理事長の孫、持明院輪（じみょういんりん）に素性を知られ、その事を口外しない事を条件に一番関わりたくなかった心霊研究部に無理矢理入部させられてしまう。
そこは、輪が幽霊をどうしても見たいという一存によってのみ設立された部活だった。
三人のイケメンだがちょっとクセのある先輩たちに囲まれて、桃香は放課後心霊研究部の活動を強いられ、霊感だけが取り柄の桃香は、イケメンだらけの心霊研究部で恋に幽霊に翻弄される。