今日は土曜日で朝はもうすこしゆっくり寝ていたいところだけど、下腹が痛い。もうトイレに3回も行ったけどやっぱり出ない。
「どうしたの? お腹の具合でも悪いの?」
「あのー、ここ5日ばかりウンチが出ていないんです」
「ええ、そりゃー大変だ。苦しくないの?」
「苦しいけど、出ないものは出ないの。私、緊張すると便秘になるんです。ここのところずっと夜、緊張していたので」
恥かしいけど、パパに話してしまった。
「なんで早く言わないの、便秘薬があったのに」
「恥ずかしかったから、でも下腹が痛い」
「そうだ浣腸したらいい。イチジク浣腸」
パパが駅前の薬局に買いに行ってくれた。また必要になるかもしれないと2箱も買ってきてくれた。帰ってくるまで頑張ってみたがやっぱり出なかった。
「買ってきたけど、使ったことある?」
「ないけど、使い方が書いてあるからそのとおりにやってみる」
トイレで試みるが、うまく中に入らない。やっぱりだめだ。出ない。どうしよう。
「やっぱり出ない、下腹とお尻の穴が痛い」
「浣腸の仕方が下手じゃないのか? やってみていい?」
「恥ずかしい」
「はい、お尻を出して」
私は恥ずかしくてどうしようか迷った末に覚悟を決めた。トイレの前で四つん這いになって下着を下げてパパにお尻を見せる。
パパがお尻の穴を真剣に覗き込んでいる。全部丸見えだ。恥ずかしい。
「太い黒いウンチが顔をだしているよ」
パパは薄いビニールの使い捨て手袋をしてきた。パパが触っているのが分かる。
「これは固い。痛いはずだ。これは手で取り出さないと」
もう、お尻の穴をほじくって取り除き始めている。
「固いけど、ポロポロとれる。顔を出している部分を取り除いたら、普通のお尻の穴になった」
パパはさらにお尻の穴に指を入れてくる。奥の方から掻き出しているのが感触で分かる。気持ちいい! だんだん楽になってきた。
「楽になった。ありがとう」
そういうと、ようやくパパがお尻の穴から指を抜いてくれた。恥ずかしい格好をしていたので、すぐにトイレに駆け込んだ。
トイレに入るとすぐにウンチが出た。快感! ホッとした。すぐに水を流す。
恥ずかしさも収まったのでトイレから出ていくと、パパが申し訳なさそうな顔をして待っていた。照れくさいので言ってしまった。
「出たー! 20㎝はあったわ、太いのが、パパに見てほしかったけど」
「結構です、はしたない。うら若き女性の言うことか!」
「恥ずかしくて、恥ずかしくて」
「臭い仲になってしまったね」
「望むところですから」
その後、恥かしさも治まってきたので、私は以前にも同じことがあったことを思い出して話をした。
「パパとママが結婚して、3人で一緒に生活を始めてからしばらくして、今まで男の人と同居したことがなかったので、やはり過度の緊張で便秘になったの。
夜中にお腹が痛くて痛くて我慢できなくなって、両親に言ったところ、パパがとても心配して、すぐ119番に連絡して、見てくれる病院を探して、車にのせて連れて行ってくれた。処置は今回と同じで看護師さんが手で掻き出して浣腸してくれた。
パパは、『なぜ早く言わない。体の具合が悪かったら、遠慮しないで、すぐに言わないと。もう家族なんだから』と言ってくれて『大事にならなくてよかった、本当によかった』と喜んで、抱き締めてくれた。これまで父親に接したことがなかったので、とても頼もしくて、嬉しかったのを覚えているわ。
また、パパは暇を見て勉強も助けてくれたので、とてもありがたかった。父親ってこういうものなんだと、父親ができて初めてうれしいと思ったの。
それで、それまでおじちゃんと言っていたのをパパと呼んでいいかと聞いたところ、照れくさそうに『パパか』と言って『いいよ』と、とても嬉しそうだった。それから、徐々にパパが好きになっていったの」
死んだ崇夫パパと今のパパは兄弟だった。道理でどこか似ている。このウンチ事件から、私は夜に明かりを消してと言うのをやめた。恥ずかしいけど私の全部を見てもらって好きになってほしいと思ったからだ。
そして、二人には、人にはとても言えない秘密ができて、前よりもっと気持ちが通じ合うようになった気がする。夫婦ってこんなふうに少しずつ絆が深まって行くのかしら?
「どうしたの? お腹の具合でも悪いの?」
「あのー、ここ5日ばかりウンチが出ていないんです」
「ええ、そりゃー大変だ。苦しくないの?」
「苦しいけど、出ないものは出ないの。私、緊張すると便秘になるんです。ここのところずっと夜、緊張していたので」
恥かしいけど、パパに話してしまった。
「なんで早く言わないの、便秘薬があったのに」
「恥ずかしかったから、でも下腹が痛い」
「そうだ浣腸したらいい。イチジク浣腸」
パパが駅前の薬局に買いに行ってくれた。また必要になるかもしれないと2箱も買ってきてくれた。帰ってくるまで頑張ってみたがやっぱり出なかった。
「買ってきたけど、使ったことある?」
「ないけど、使い方が書いてあるからそのとおりにやってみる」
トイレで試みるが、うまく中に入らない。やっぱりだめだ。出ない。どうしよう。
「やっぱり出ない、下腹とお尻の穴が痛い」
「浣腸の仕方が下手じゃないのか? やってみていい?」
「恥ずかしい」
「はい、お尻を出して」
私は恥ずかしくてどうしようか迷った末に覚悟を決めた。トイレの前で四つん這いになって下着を下げてパパにお尻を見せる。
パパがお尻の穴を真剣に覗き込んでいる。全部丸見えだ。恥ずかしい。
「太い黒いウンチが顔をだしているよ」
パパは薄いビニールの使い捨て手袋をしてきた。パパが触っているのが分かる。
「これは固い。痛いはずだ。これは手で取り出さないと」
もう、お尻の穴をほじくって取り除き始めている。
「固いけど、ポロポロとれる。顔を出している部分を取り除いたら、普通のお尻の穴になった」
パパはさらにお尻の穴に指を入れてくる。奥の方から掻き出しているのが感触で分かる。気持ちいい! だんだん楽になってきた。
「楽になった。ありがとう」
そういうと、ようやくパパがお尻の穴から指を抜いてくれた。恥ずかしい格好をしていたので、すぐにトイレに駆け込んだ。
トイレに入るとすぐにウンチが出た。快感! ホッとした。すぐに水を流す。
恥ずかしさも収まったのでトイレから出ていくと、パパが申し訳なさそうな顔をして待っていた。照れくさいので言ってしまった。
「出たー! 20㎝はあったわ、太いのが、パパに見てほしかったけど」
「結構です、はしたない。うら若き女性の言うことか!」
「恥ずかしくて、恥ずかしくて」
「臭い仲になってしまったね」
「望むところですから」
その後、恥かしさも治まってきたので、私は以前にも同じことがあったことを思い出して話をした。
「パパとママが結婚して、3人で一緒に生活を始めてからしばらくして、今まで男の人と同居したことがなかったので、やはり過度の緊張で便秘になったの。
夜中にお腹が痛くて痛くて我慢できなくなって、両親に言ったところ、パパがとても心配して、すぐ119番に連絡して、見てくれる病院を探して、車にのせて連れて行ってくれた。処置は今回と同じで看護師さんが手で掻き出して浣腸してくれた。
パパは、『なぜ早く言わない。体の具合が悪かったら、遠慮しないで、すぐに言わないと。もう家族なんだから』と言ってくれて『大事にならなくてよかった、本当によかった』と喜んで、抱き締めてくれた。これまで父親に接したことがなかったので、とても頼もしくて、嬉しかったのを覚えているわ。
また、パパは暇を見て勉強も助けてくれたので、とてもありがたかった。父親ってこういうものなんだと、父親ができて初めてうれしいと思ったの。
それで、それまでおじちゃんと言っていたのをパパと呼んでいいかと聞いたところ、照れくさそうに『パパか』と言って『いいよ』と、とても嬉しそうだった。それから、徐々にパパが好きになっていったの」
死んだ崇夫パパと今のパパは兄弟だった。道理でどこか似ている。このウンチ事件から、私は夜に明かりを消してと言うのをやめた。恥ずかしいけど私の全部を見てもらって好きになってほしいと思ったからだ。
そして、二人には、人にはとても言えない秘密ができて、前よりもっと気持ちが通じ合うようになった気がする。夫婦ってこんなふうに少しずつ絆が深まって行くのかしら?