結局、来たのはこの前と同じファミレスだった。
今回は少し人数が増えて、あと数人でクラス全員が揃う所だ。
私はなるべく遠くの方の席を取り、そこを完璧に確保する。
隣は、この前カラオケの後帰る時に、手を振ってくれた子、宮島さんだった。
「李依ちゃんと隣で良かったよ〜。 私あんまり大勢いる場所で騒ぐような人間じゃないからさ」
「あっ、それなです! 私もあんまりこういう交流って参加しない人種だから」
「あはは、李依ちゃんって結構面白いんだね。 なんか李依ちゃんの事を知るためになら、この会があってもいいかも」
後半真剣に言って、二人で爆笑した。
「ちょっとちょっとぉ、李依ったら私以外の女とイチャイチャしてぇ! 私も中に入れなさいよ」
わざと彼女目線で来られたのに少しイラッと来て、一瞬真顔になる。
「おーい、渡辺! 倉田が呼んでるぞ」
「はいはーい! 今行くぅー! じゃあね、二人とも、楽しんでよ〜!」
男の子に呼ばれて、百香はすぐに席を外した。
私は、ドリンクバーで取ってきたメロンソーダを、ゆっくりと飲む。
炭酸類に興味のないハルトは、多分大人っぽいコーヒーや紅茶などを飲んでいる事だろう。
ちょうど後ろの席辺りにいるハルトは見られないけど、だいたい予想がついてしまう。
「・・・・・・李依、ちょっといいか」
妄想していた事がバレたのかと、一度跳ね上がってしまったが、見せた事のない表情に、私は無言の相槌を打つ。
宮島さんは、私の凍りついた顔とハルトの真剣な眼差しに、オロオロとしていた。
「あれぇ? ハルト、成瀬さん連れてどこ行くんだよ〜!」
「えー? ハルト、まさか別れてくれってパターンかぁ?」
私達が付き合っている事を知っている男子達は、ハルトをからかっている。
その時、私の前を歩いていたハルトの足が止まった。
「お前らいい加減にしろよ。 お前らに関係ない事だ、突っ込んでくんな」
今まで聞いた事の無い、低いトーンで言い放った。
そんなに怒るって事は、本当に別れ話だったりして・・・・・・。
そんな身の毛もよだつ想像をしてしまった。
しかし、ハルトの声は、周りの男子達を黙らせてしまう程の怖さだった。
「李依、ちょっとついてきてくれ」
今回は少し人数が増えて、あと数人でクラス全員が揃う所だ。
私はなるべく遠くの方の席を取り、そこを完璧に確保する。
隣は、この前カラオケの後帰る時に、手を振ってくれた子、宮島さんだった。
「李依ちゃんと隣で良かったよ〜。 私あんまり大勢いる場所で騒ぐような人間じゃないからさ」
「あっ、それなです! 私もあんまりこういう交流って参加しない人種だから」
「あはは、李依ちゃんって結構面白いんだね。 なんか李依ちゃんの事を知るためになら、この会があってもいいかも」
後半真剣に言って、二人で爆笑した。
「ちょっとちょっとぉ、李依ったら私以外の女とイチャイチャしてぇ! 私も中に入れなさいよ」
わざと彼女目線で来られたのに少しイラッと来て、一瞬真顔になる。
「おーい、渡辺! 倉田が呼んでるぞ」
「はいはーい! 今行くぅー! じゃあね、二人とも、楽しんでよ〜!」
男の子に呼ばれて、百香はすぐに席を外した。
私は、ドリンクバーで取ってきたメロンソーダを、ゆっくりと飲む。
炭酸類に興味のないハルトは、多分大人っぽいコーヒーや紅茶などを飲んでいる事だろう。
ちょうど後ろの席辺りにいるハルトは見られないけど、だいたい予想がついてしまう。
「・・・・・・李依、ちょっといいか」
妄想していた事がバレたのかと、一度跳ね上がってしまったが、見せた事のない表情に、私は無言の相槌を打つ。
宮島さんは、私の凍りついた顔とハルトの真剣な眼差しに、オロオロとしていた。
「あれぇ? ハルト、成瀬さん連れてどこ行くんだよ〜!」
「えー? ハルト、まさか別れてくれってパターンかぁ?」
私達が付き合っている事を知っている男子達は、ハルトをからかっている。
その時、私の前を歩いていたハルトの足が止まった。
「お前らいい加減にしろよ。 お前らに関係ない事だ、突っ込んでくんな」
今まで聞いた事の無い、低いトーンで言い放った。
そんなに怒るって事は、本当に別れ話だったりして・・・・・・。
そんな身の毛もよだつ想像をしてしまった。
しかし、ハルトの声は、周りの男子達を黙らせてしまう程の怖さだった。
「李依、ちょっとついてきてくれ」
