「ミヒロちゃん、こっち、こっちー!!」

海に着くと早速、水着に着替えて……砂辺を走る。

ビーチサンダルを持ってきて良かった。

ビーチサンダルを履かないと足の裏が焼けてしまいそうな位に熱い。

浮き輪は膨らますか迷って、茜ちゃんにメールをしたら……『直ぐに遊べるように膨らませて行こっ』って返事がきたから、

膨らませて大きい浮き輪を抱えたまま、ちょっと恥ずかしかったけれど……電車とバスに乗り込んだ。

そう言えば、海に来てから膨らませてたら……空気入れも無いんだから大変だったかも?(海の家なら借りれたのかもしれないけれど……)浮き輪に身体を入れて、海に浮かぶ。

海に浮かんで眺める青空は、雲が少しあるだけの透き通っている鮮やかな青。

太陽の光に目を細めながらも、見入ってしまうような綺麗な青空。

吸い込まれてしまいそうだった……。

「ミヒロちゃん、ボンヤリしてるけど大丈夫?」

「茜ちゃん……、空がね、綺麗だなって思ってね」

「うん、今日の空は特別、綺麗だねっ!!こんな日に海に来れて良かったよね」

「……うん!!」

空を見上げていると、皆が自由気ままに遊ぶ中、茜ちゃんだけは私を迎えに来てくれた。

海なんて久しぶり過ぎて、どうやって遊ぶのか分からないから……ぼんやりと空を見上げていたの。