☆☆☆
警察へ行くことを両親にも伝えると、お母さんがパートを早退してついて来てくれることになった。
あたしをここまで落としいれた犯人を許す気はないようだった。
あたしも気持ちはお母さんと同じだった。
平和な日常を返して欲しいと願っている。
けれど、犯人を知る事は怖い事でもあった。
もしもクラスメートの誰かだったら?
もしも、ずっと仲良くしてきた子が犯人だったら?
そう考えると、犯人なんて見つけなくていいという思いも出て来てしまう。
そんな弱い自分の心に喝を入れて、あたしはお母さんの運転する車の後部座席に、楓と2人で乗り込んだのだった。
警察へ行くことを両親にも伝えると、お母さんがパートを早退してついて来てくれることになった。
あたしをここまで落としいれた犯人を許す気はないようだった。
あたしも気持ちはお母さんと同じだった。
平和な日常を返して欲しいと願っている。
けれど、犯人を知る事は怖い事でもあった。
もしもクラスメートの誰かだったら?
もしも、ずっと仲良くしてきた子が犯人だったら?
そう考えると、犯人なんて見つけなくていいという思いも出て来てしまう。
そんな弱い自分の心に喝を入れて、あたしはお母さんの運転する車の後部座席に、楓と2人で乗り込んだのだった。